「日本沈没」小栗旬の自宅冷蔵庫が「AQUA」のワケ スタッフが仕掛けた“遊び心”か
「AQUA」の意味は“水”、ドラマのテーマや主人公の名前と深い関係
「ドラマのストーリーと深く関わっているのではないでしょうか。“AQUA”とは水を意味するラテン語です。冒頭は広大な海のシーンで始まっていますし、主人公の“天海”という名前とも『水』という共通点があります。冷凍室が2か所に分かれているのは主人公が妻と別居していることを暗示しているのかもしれません。この冷蔵庫を探し出してきたドラマスタッフのセンスにはビックリです」(同)
公式ホームページによると、アクアは世界ナンバーワンの中国白物家電メーカーであるHaier(ハイアール)グループの一員。12年1月に三洋アクアが三洋電機からの事業譲渡と株式取得を経て洗濯機、冷蔵庫の新ブランド「AQUA」の国内販売を行う「ハイアールアクアセールス」として発足した。14年10月に社名を「ハイアールアジア」に変更し、16年1月に再度社名を現在の「アクア」に変更している。
「日本沈没」が放送中の日曜劇場は1956年の放送開始以来、65年の歴史を持つ最長寿ドラマ番組枠だ。放送開始から東芝が冠スポンサーとなり「東芝日曜劇場」の名称で放送されていたが、2002年9月にスポンサーを降板。翌月から「日曜劇場」に名称が変更された。その後、東芝は一時期複数スポンサーの一員として復帰したが、現在は加わっていない。もし東芝がスポンサーに名を連ねていればアクアの冷蔵庫は画面に登場しなかっただろう。
ちなみに天海が冷蔵庫から取り出した缶ビールは現在のスポンサーであるサントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」だった。同社のキャッチコピーは「水と生きるSUNTORY」。こちらも“水”でつながっていた。缶ビールを1人で飲む天海はなぜ妻子と別居しているのか。仕事に熱中し過ぎて家庭を顧みなかったことが理由の一つだろうが、日本沈没が迫る中、愛する妻子が大災害に巻き込まれることも予想される。天海と妻子の関係性も今後のストーリーの軸となっていきそうだ。