フューリーがワイルダーを返り討ちKO、ダウン5度死闘にSNS熱狂「とんでもない試合だ」
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦が9日(日本時間10日)、米ラスベガスで行われ、王者タイソン・フューリー(英国)が前王者デオンテイ・ワイルダー(米国)に11ラウンドKO勝ちし、初防衛に成功した。両者合わせて5度ダウンという激しい打ち合いに、SNS上では「年間最高試合だ」と拍手が起きている。
11ラウンド、右フック打ち抜き試合終了
ボクシングのWBC世界ヘビー級タイトルマッチ12回戦が9日(日本時間10日)、米ラスベガスで行われ、王者タイソン・フューリー(英国)が前王者デオンテイ・ワイルダー(米国)に11ラウンドKO勝ちし、初防衛に成功した。両者合わせて5度ダウンという激しい打ち合いに、SNS上では「年間最高試合だ」と拍手が起きている。
まさに激闘と呼ぶにふさわしい死闘だった。ダウンを先に奪ったのはフューリーだ。3ラウンドにワイルダーを倒すと、4ラウンドはワイルダーが逆襲。右を当てダウンを奪い返した。フューリーが立ち上がった後も、連打をまとめて2度目のダウンを奪取した。
だがこれで終わらないのがフューリーだ。激しく打ち合う中で主導権を奪い、ワイルダーを激しく攻める。10ラウンドにはフューリーの右こぶしが火を噴き、フューリーをキャンバスに沈めた。終わったかと思ったが、ワイルダーは不死鳥のように立ち上がった。
現地ラスベガスのファンが熱狂する倒し合い。決着がついたのは11ラウンドだった。フューリーがロープ際に追い詰めると、右フックを打ち抜いた。ワイルダーは崩れ落ち、ここで熱戦に終止符が打たれた。
3度目の対戦で繰り広げられた死闘。SNS上のファンは「年間最高試合だ」「いいもの見た」「フューリーの強さヤバい」「語り継がれる一戦」「とんでもない試合だ」「ワイルダーのダメージが心配」などと興奮冷めやらぬ様子だった。