日本と韓国のダブルでいじめに…人気TikToker「音楽の前では、そんなことは関係ない」
「インフルエンサーとしてもっと自分の影響力を高めていきたい」
――SNSでチャンスをつかんだ感覚はありますか。
「チャンスをつかんだ感覚は、あります。でも、まだまだ全てにおいて自分をレベルアップさせないと置いてかれるなと思ってます。K-POPの日本語詞の翻訳を任されるようにもなりたいです。夢は尊敬するBTSさんの曲の日本語訳を正式にオファーされること。そのためにも、インフルエンサーとしてもっと自分の影響力を高めていきたいと思ってます」
――SGさんが投稿した動画が、言語も超えて世界に広がっているって、不思議ですよね。
「『寄り酔い(Korean ver.)』『僕らまた』はさまざまな国からコメントが来てます。聞いてくれているファンの方のおかげだなと思いますね」
――今後はどの言語をメインに活動予定ですか?
「オリジナル曲は、日本語と韓国語どちらもリリースしていきたいと思ってます。言語を変えただけで、他の国でもバズってるわけじゃないですか。洋楽だとかK-POPとかJ-POPとか『関係ないな』って思うんです。“音楽”なんですよね。J-POPでも言語を変えれば韓国でバズるんですよ。そういうものを、もっと見せていきたいです」
――SGさんにとって、音楽ってどんなものですか?
「死のうと思ったんだけど、この曲を聴いて生きようと思ったってことがあるじゃないですか。それが国境を越えて、隔たりなしにやれたら良いし、その架け橋になりたい。そういう意味でも影響力のあるアーティストになりたいし、東京ドームや武道館に立つことが見合うアーティストになりたいと思ってます」
□SG(ソギョン)バンド「A11yourdays(2021年2月に活動休止)」のボーカル。20年6月よりYouTubeとTikTokにて音楽系動画をアップしはじめたところ、21年10月現在、TikTokのフォロワー73万超え、YouTube登録者数28万超え。特に、K-POPや洋楽のオリジナル日本語詞カバー、J-POPのオリジナル韓国語詞カバーが人気を集めており、USミュージシャン・gnashや韓国バンド・Gaho(ドラマ「梨泰院クラス」メインテーマ担当)など海外アーティストからコラボが殺到している。