大越健介氏の“新生報ステ”は現場重視 大越カメラを手に持ち「現場を体感したい」

元NHKの大越健介氏が、テレビ朝日系「報道ステーション」に4日からメインキャスターとして出演し、同日の関東地区の平均世帯視聴率が11.6%だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。同番組の前4週平均の12.0%を0.4ポイント下回ったが、今後、大越氏の親しみやすいキャラクターが浸透し数字をどこまで伸ばすか注目される。

大越健介氏の“新生報ステ”は11.6%スタート【写真:ENCOUNT編集部】
大越健介氏の“新生報ステ”は11.6%スタート【写真:ENCOUNT編集部】

「渋谷は大好きですが、六本木をもっと好きになれるように頑張りたい」

 元NHKの大越健介氏が、テレビ朝日系「報道ステーション」に4日からメインキャスターとして出演し、同日の関東地区の平均世帯視聴率が11.6%だったことが5日、ビデオリサーチの調べで分かった。同番組の前4週平均の12.0%を0.4ポイント下回ったが、今後、大越氏の親しみやすいキャラクターが浸透し数字をどこまで伸ばすか注目される。

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 大越氏は番組冒頭、「渋谷、大好きなんですけど、六本木をもっと好きになれるように頑張りたいと思います」と、NHKのある渋谷とテレビ朝日のある六本木を絡めてあいさつした。岸田内閣発足の報道の際には、大越氏が放送前に国会議事堂前に足を運び、自ら撮影する「大越カメラ」を持ち「現場を体感してきたい」と話す映像が紹介された。その後、自民党の福田達夫総務会長や木原誠二官房副長官らを取材した様子や、立憲民主党の代議士会の様子なども伝えた。

 また、東大野球部時代には投手として活躍し、東大から史上初の日米大学野球選手権の日本代表メンバーにも選出された大越氏は、スポーツコーナーでは、終始にこやかな表情。大リーグの話題では、「マーク・マグワイア選手をなんとレフト前ヒットに抑えた」と、日米大学野球選手権で、ホームランバッターからホームランを打たれなかった自身の投球を冗談めかして紹介した。

 大越氏は1961年8月に新潟県で生まれ、新潟高校を卒業後、東京大学に進学。東大では、投手として六大学野球で8勝する活躍。85年にNHKに入局後は、岡山放送局勤務などを経て、政治部記者として活躍し、「ニュースウオッチ9」のほかにワシントン支局長や「サンデースポーツ2020」「NHKスペシャル」のキャスターなども経験。国際経験もあり、本来の活躍の場の政治からスポーツまで幅広い分野の知識と取材経験を持つ。NHKを6月30日付で定年退職していた。

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