「大正処女御伽話」スピンオフ作品、コミックス第1巻&初の小説版が発売 テレビアニメも開始

桐丘さな氏による「大正処女御伽話(たいしょうおとめおとぎばな)」(全5巻発売中)を原作としたテレビアニメ「大正オトメ御伽話」が、8日からテレビ東京・テレビ大阪・BS11・AT-Xで放送開始となる。

「大正処女御伽話」のコミックス書影【写真:(C)桐丘さな/集英社】
「大正処女御伽話」のコミックス書影【写真:(C)桐丘さな/集英社】

テレビアニメ「大正オトメ御伽話」が放送開始 アニメ化記念フェアも

 桐丘さな氏による「大正処女御伽話(たいしょうおとめおとぎばな)」(全5巻発売中)を原作としたテレビアニメ「大正オトメ御伽話」が、8日からテレビ東京・テレビ大阪・BS11・AT-Xで放送開始となる。

 原作「大正処女御伽話」の舞台は大正時代。金持ちの家に生まれ、何不自由なく暮らしてきた青年・志磨珠彦は、ある日事故で右手の自由と、父の期待、そして母を失う。家を追われた彼は、全てに絶望し、田舎の別荘で孤独に暮らしていた。そんな彼の元へ、14歳の少女・夕月(ゆづき)が世話役兼、将来の嫁候補としてやって来る。いつも一生懸命で明るい彼女に、いてついた珠彦の心は次第に溶かされていく――というストーリーだ。

「ジャンプ SQ.」(集英社刊)で2015年8月号~2017年10月号まで連載され、優しくも重みのある恋愛模様と人間ドラマが好評を博し、「次に来るマンガ大賞 2017」第7位、「アニメ化して欲しい漫画ランキング」第5位を獲得した人気作だ。また、漫画誌アプリ「少年ジャンプ+」では、世の全てを嫌うはずの、厭世家の主人公・珠彦が、嫁候補の夕月の作る食事を通して心を開いていく様子が描かれる、著者本人による公式スピンオフ「大正処女御伽話-厭世家ノ食卓-(同 えんせいかのしょくたく)」が、21年7月から毎週金曜更新で連載中だ。こちらは、コミックス第1巻が今月4日に発売となる。

 また、初の小説版「大正処女御伽話 共ニ歩ム春夏秋冬」(作:はむばね氏/JUMP j BOOKS刊)も同日発売。桐丘さな氏完全監修のもと、はむばね氏が執筆する四季折々の完全新作エピソードが収録される。

 アニメ放送と新刊発売を記念して、描き下ろしイラストによる珠彦と夕月の食卓アクリルジオラマが合計300人に当たる帯プレゼント企画や、対象書店で描き下ろしイラスト一筆箋を配布するアニメ化記念フェアも実施される。

「少年ジャンプ+」編集部担当編集のコメントは以下の通り。

「この物語が始まる大正10年から、今年でちょうど100年。一度は完結した作品が、このような記念すべきタイミングでアニメになり、こうしてまた連載&新刊発売できることを担当としても大変うれしく思っております。原作もテレビアニメも本スピンオフも小説も、多くの人にお楽しみいただいて、癒やされてもらいたいと思います。よろしくお願い致します!」

次のページへ (2/2) 【写真】「大正処女御伽話」初の小説版のカバーイラスト
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