なぜ朝倉未来は萩原京平に完勝後も「久々に面白い相手とやれた」と高く評価したのか
「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1」(2021年10月2日)
「久々に華のある選手が出てきた」
「+WEED presents RIZIN LANDMARK vol.1」(2021年10月2日)
「RIZIN LANDMARK」旗揚げ戦のメインイベントで朝倉未来(トライフォース赤坂)は萩原京平(SMOKER GYM)を判定で下した。
危険な相手を3Rフルにじっくりと料理。危ない場面はなく、最後は肘や膝を顔面に落とし、萩原が流血。なおも試合終了まで攻撃の手を緩めない非情さを見せた。
試合後、マイクを握った未来は、「えー、ご来場の皆様、応援ありがとうございました。再起戦ということで結構なプレッシャーありましたけど、なんとか勝つことができてよかったです」と、勝利に安どの表情を浮かべた。
萩原については、「久々に華のある選手が出てきた」と高く評価した。
試合内容は圧勝だったが、格闘家としての雰囲気に魅力を感じ取った様子。さらに、何度、えげつない攻撃を浴びせても、萩原はタップしなかった。
「実際にやってみて、メンタルの持ちようはすごいものがある」とそのファイティングスピリットをたたえた。
少し置いても、「久々に面白い相手とやれた」と話すなど、折れない闘いぶりに未来も拳を交えながら心を打たれたようだ。
そして、次戦については、「斎藤(裕)選手とクレベル(コイケ)選手、2人にやり返すためにすごいきつい練習を始めて毎日過ごしてきました」と因縁の2人を指名。大みそかでの対戦を希望した。
RIZINフェザー級王者の斎藤は会場から「対戦の機運が高まれば面白い。楽しみにしています」と受けて立つ姿勢を示し、まずは「RIZIN.31」(24日、神奈川・ぴあアリーナMM)での勝利を誓った。
未来は「あとは流れに任せてお願いします」とうなずいた。
有料配信イベントでRIZINにとっても新機軸となった大会。観客もごく少数に限られた。
未来は「ボク的には3000人でも3万人でもあまり変わらなくて」と、平常心で闘ったことを強調。「体力とかパワーとか確実についていると感じました」と自身の成長を冷静に振り返った。