韓国ドラマ「十八の瞬間」が2日からAmazon Prime Video（アマゾンプライムビデオ）でプライム会員向けに見放題独占配信される。心に傷を抱える18歳の少年チェ・ジュヌ（オン・ソンウ）が、学校生活や淡い初恋を経験しながら大人へと成長していく姿を描いた青春ストーリーだ。

　ジュヌは、母親と離れて暮らしている孤独な18歳の少年。ある日、いじめの加害者というぬれぎぬを着せられ、強制的に転校させられてしまった。新しい学校でも校内を牛耳っているマ・フィヨンの策略で時計泥棒の疑いを掛けられることに。

　新しい学校生活に期待していなかったジュヌは反論も抵抗もしない態度だったが、クラスメートの女子スビンの言葉によって立ち向かうことを決意。自分に対して唯一偏見を持たずに接してくれたスビンに徐々に心を開いていくが、優等生に見えるスビンも過保護な母親との関係に悩んでいた。友達とのギクシャクした関係や両親との確執、甘く切ない初恋…。誰もが経験する18歳のほろ苦く淡い青春の日々が詰まったピュアな作品だ。

　配信にあたり恋、友情、家族などさまざまな悩みを抱える主人公ジュヌとスビンの表情が切り取られた場面写真が解禁となった。主人公ジュヌの初々しい笑顔と、初恋の相手・スビンの無邪気な笑顔や悩みを抱える表情が映し出されている。

　主人公・ジュヌを演じるオン・ソンウは、人気男性アイドルグループ・Wanna One出身。俳優デビューを果たした本作で「2019年コリアドラマアワード」男性新人賞と「Asia Artist Awards」俳優部門新人賞を受賞し一気に注目を集めた。その後、テレビドラマ「場合の数（原題）」（20年）や映画「人生は美しい（原題）」（同年）などにも出演。快進撃の若手俳優の1人となっている。

　ジュヌが淡い恋心を抱くスビンは、「神と共に」シリーズの出演で話題を呼んだキム・ヒャンギが演じる。子役時代から多数の作品に出演し女優として活躍。21歳の若さで韓国のゴールデン・グローブ賞と呼ばれる「百想芸術大賞」の新人演技賞や韓国で最も権威のある映画賞「青龍映画賞」の女優助演賞など、数多くの演技賞を受賞している。繊細な演技で注目され、「天才子役」から「演技派女優」へ成長した注目女優だ。

　さらに、ジュヌと対立する学級委員長のマ・フィヨンを演じるのは俳優のシン・スンホ。モデルとして芸能界デビュー後、韓国のウェブドラマ「A-TEEN」で注目を浴びた。本作では優等生でありながら裏の顔を持つ少年を見事に演じ役者としての才能を見せつけた。

　また、生徒を温かく見守る先生ハン・ギョルは「キム秘書はいったい、なぜ？」（18年）や「知ってるワイフ」（同年）などの話題作にも出演した名バイプレイヤーのカン・ギヨンが演じている。