片桐はいり、元裁判官役の初主演ドラマで“ゲストに説教” 参考にしているのは「寅さん」
俳優の片桐はいりが、主演を務めるテレビ東京で放送中の水ドラ25「東京放置食堂」(毎週水曜、深夜1時10分)について取材に答えた。これまで多くのドラマに出演をしている片桐だが、意外にも「東京放置食堂」が連続ドラマ初主演となる。第1話は9月15日に放送されている。
50代となり人を裁くことに疲れ、大島にやってきた元裁判官が主人公 ドラマ「東京放置食堂」
俳優の片桐はいりが、主演を務めるテレビ東京で放送中の水ドラ25「東京放置食堂」(毎週水曜、深夜1時10分)について取材に答えた。これまで多くのドラマに出演をしている片桐だが、意外にも「東京放置食堂」が連続ドラマ初主演となる。第1話は9月15日に放送されている。
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ドラマで片桐が演じる主人公の「真野日出子」が活躍する舞台は、東京都ながら大自然が広がっている「大島」。この離島に訪れる訳ありゲストを中心として、島ならではのおいしそうな料理も紹介しながら日出子が人助けをしていく物語となっている。
日出子は東京生まれの東京育ちで過去には数多くの被告人を裁いてきた元裁判官。50代となり人を裁くことに疲れてしまい、退官して大島にやってきた女性として描かれる。日出子は、祖父から受け継いだ飲食店の「風待屋」を営む工藤綾乃が演じる「小宮山渚」と出会い、ひょんなことからお店を手伝うことになる。ドラマでは大島の美しい海が広がる港町の風景や、片桐が自転車で疾走する場面など都会では見ることのできない映像を楽しむことができる。
取材会に登場した片桐は、今回のドラマについて「企画をいただいたときに『大島』と書いてあって江東区の大島だと思ったのですが、離島の大島だと分かって驚きました」と話し、「主人公と同じく50代で仕事に生きてきた女として、限界だよという気持ちはすごく分かり、共感を覚えた」と明かした。
また、共演をしている工藤に関しては「14歳のときにはじめてお会いしていて、そのときから比べると大きくなったなあ~という印象でした。いい女優さんになって、何ごとにも動じない雰囲気があって、なんだか『大島』に似ていると感じました。デーンとしていて、年頃のお嬢さんって感じもなく、すごく頼りになっています」と話した。
また、演じる日出子が大島を訪れるゲストに対して「説教」をする場面があることに触れて、「普段はお説教なんてしないので、どういうイメージなんだろうと思って…、寅さんって自分が恋愛経験がないのにすごく恋愛の話をするなと思って、寅さんの気持ちになればいいんだと思った」と、難しい役を演じる上での心構えを明かした。
最後に、今回のロケ地の大島の魅力について「車が時速40キロでないと走ってはいけないとか、そういったゆっくりとした時間の中にいると、本当に気持ちが良くて健やかです。天気がコロコロ変わったりとか現場はすごく大変なんですけど、大自然の中で細かいこと言っていられないという気持ちで撮影をしています」と意気込みを語った。
ドラマは第4話までゲストが発表されていて、第3話は竹中直人、第4話は前田敦子が予定されている。