日本テレビ系「金曜ロードショー」では、京都アニメーション制作「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」テレビシリーズを、石立太一監督監修で新たに再構成した「特別編集版」として10月29日に放送する。また、翌週11月5日には、劇場公開された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 －永遠と自動手記人形―」を本編ノーカットで地上波初放送することも決定した。

　2018年に放送された「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は、放送当時から“泣けるアニメ”として大きな話題となり、今も多くのファンに愛され続けている作品だ。19年には「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 －永遠と自動手記人形―」が公開。さらに20年には、オリジナル新作「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」が公開され、興行収入21.3億円のヒットを記録。日本アカデミー賞優秀賞も受賞した。

　今回放送される「特別編集版」は、18年に放送されたテレビシリーズを、石立太一監督による完全監修の元で再構成したもの。物語の序章にあたる第1話から第3話までと、名作と言われる第7話、第9話、そして“神回”と絶賛された第10話を中心に、本作の魅力を濃縮している。

　そして19年に劇場公開された「外伝」は地上波初放送。自動手記人形として成長を重ねたヴァイオレットは、良家の子女のみが通う規律の厳しい女学校に通う新たな依頼主・イザベラの元へ教育係として雇われる。次第に心を通わせる2人。やがてイザベラの過去の秘密が明らかに……。テレビシリーズ同様、登場人物それぞれの思いが胸に迫る、心温まる物語となっている。

　以下、石立太一監督のコメント。

「この度は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を金曜ロードショーにて放送していただけるとのことで、誠にありがとうございます。もともとテレビシリーズとして制作した全13話を、今回金曜ロードショー特別版として、再編集いたしました。一度見てくださった方も、まだご覧になったことのない方も、ここから始まる、ヴァイオレット・エヴァーガーデンという女性の人生。その一瞬を、できるなら、お一人でも多くの方に見ていただけたらと思っております。そしてヴァイオレットの歩みが見てくださった方の人生において、何かしらのプラスとなることができたら、とてもうれしく思います。今作は手紙がモチーフになっています。手紙に想いを込めるように、この作品にもスタッフのたくさんの想いを込めて作りました。お時間許しましたら、ぜひご鑑賞いただければと思います。何卒よろしくお願いいたします」