「Yogibo presents RIZIN.30」（2021年9月19日、さいたまスーパーアリーナ）

　アラン“ヒロ”ヤマニハ（ブルテリア・ボンサイ）を判定で下した朝倉海（トライフォース赤坂）は、「メインイベントを任せてもらったのに、KOか一本で倒す予定だったんですけど、微妙な判定になってしまって、ふがいない結果です」と、試合後の会見での笑顔は少なかった。

　ヤマニハの粘りを「思ったより頑丈でしたね。タフな選手で、組む力、パワーもかなりありましたね」と評価。

　また、「1Rで右の拳をけがしてしまって、折れているかは病院に行かないと分からない。途中から痛みを我慢しつつ闘っていました」と、違和感を覚えながら闘っていたことも明かした。

　攻撃のバリエーションも課題に挙げ、「1Rで何度か効かせた場面があった。倒すことを意識しすぎて、雑になった。冷静に詰めることを忘れていた部分があった。そこはすごく反省点」と分析した。

　大みそかに予定される準決勝は、井上直樹（セラ・ロンゴ・ファイトチーム）、扇久保博正（パラエストラ松戸）、瀧澤謙太（フリー）と、4強が出そろった。

　希望の対戦相手については「どの選手でもいいかなと思っています」と具体名は避けた。「ファンの方の求める声が多いカードを組んでもらいたい」とも添えた。

「今回の試合で、自分の修正しなければいけない点が見つかったのである意味よかった。しっかり大みそかまでに修正して最強の状態で大みそかに臨めるように頑張りたいと思います」と、意気込んだ。