日曜劇場「ドラゴン桜」（TBS系）に出演し話題を呼んだ俳優・細田佳央太が、今度は朝の顔に！　日本テレビ系の朝の情報番組「ZIP！」（月～金曜午前5時50分）の月替わりの金曜パーソナリティーに就任。さらに、同局の9月19日（日）、26日（日）放送スペシャルドラマ「バンクオーバー！～史上最弱の強盗～」、10月6日スタートの新水曜ドラマ「恋です！～ヤンキー君と白杖ガール～」（毎週水曜、午後10時）への出演も続々決定するなど、ますます目が離せない存在に。秋の注目株に躍り出た細田が、「ZIP！」出演への思いや、演技へのこだわりを語った。（取材・構成＝安藤かなみ）

――「ZIP！」に出演が決まった際の心情を教えてください。

「歴史のある長い番組で、これまでもいろんな方がパーソナリティーとして出演されてきました。まさか自分にお話をいただけるとは思っていなかったので、とても驚きました。『ZIP！』は僕と同じ世代の人たちがすごく見やすい番組だというイメージ。特に僕は占いを気にするタイプなので、けっこう見ちゃいますね（笑）」

――午前5時50分からのオンエアですが、朝もかなり早いのではないでしょうか。

「ここまで朝早く起きるのは、生まれて初めてです。でも、『ZIP！』パーソナリティーの先輩でもあり、映画でも共演した上白石萌歌さんから『朝は夜だよ』と言われたこともあって（笑）、『そんな時間帯なんだ』と事前に分かっていたので、覚悟はできていました。

　3日の初回放送の前日は、早い時間に布団に入ったのですが、緊張もあったし、『コメントをどうしよう』と考えていたら止まらなくなってしまい……。結局、1時間半しか眠れませんでした。緊張している様子を出さないように意識はしていますが、ものすごく緊張しやすいので……オープニングでは、足が震えてしまいました」

――ロケにも参加されたと伺いましたが、手応えはいかがでしたか。

「ものすごく楽しかったのですが、クイズも外し、ヒントをもらうためのフリースローも外してしまいました……。なにも格好いいところを見せられずに終わってしまいましたね（笑）

　ドラマの撮影現場と、情報番組のロケの現場では『役を通じて自分がいるか』『素の自分で収録をするか』というところが大きな違いだと思っています。今回は役とは違う、なにもない素の自分でいなければいけません。だからこそ、すごく緊張してガチガチになってしまったり、慣れていない様子が顕著に出てしまうので、まだ慣れていない気がします」

――「ZIP！」を通じ、細田さんが視聴者に伝えたいことはありますか。

「今、明るいニュースよりも暗いニュースの方が多くなったりもしています。そんな中で、僕が出ることで、外出される方を少しでも気持ちよく送り出したいですね。自分にしか持っていないもので、元気や朝のすがすがしさを届けたい。そういうところを見てもらいたいです。

　僕自身、生放送や情報番組の経験がほぼない中ですが、水卜さん（麻美アナウンサー）をはじめ、スタッフさん含めたZIP！ファミリーの方々に支えていただいていると実感しています。生放送で時間が決まっている以上、僕が余分に話してしまった分は他の人が話す量を減らさないといけないじゃないですか。今は周りの方にすごく助けていただきながら、体内時計、話す量、スピードを勉強させていただいています。自分がMCの立場になったときに、学んだことを生かしていきたいですね！」