前田航基&高田彪我「“モネロス”してる」 朝ドラの収録が終盤になった際の心の声

NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」に、主人公・永浦百音(清原果耶)の幼なじみの後藤三生役を演じる前田航基と早坂悠人役の高田彪我が、このほど取材会に一緒に出席し、作品やそれぞれの役への思いを語った。ミュージシャンを目指していた三生は実家の寺を継ぐため、金髪などを経て、最終的に丸刈りになる設定だ。

「おかえりモネ」で悠人(右=高田彪我)に髪を切ってもらう三生(前田航基)【写真:(C)NHK】
「おかえりモネ」で悠人(右=高田彪我)に髪を切ってもらう三生(前田航基)【写真:(C)NHK】

「おかえりモネ」主人公・百音の幼なじみ役2人がエピソードトーク

 NHKの連続テレビ小説「おかえりモネ」に、主人公・永浦百音(清原果耶)の幼なじみの後藤三生役を演じる前田航基と早坂悠人役の高田彪我が、このほど取材会に一緒に出席し、作品やそれぞれの役への思いを語った。ミュージシャンを目指していた三生は実家の寺を継ぐため、金髪などを経て、最終的に丸刈りになる設定だ。

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 前田は「なかなか1つの役で金髪になって、ラッパーふうになって、地毛で丸刈りというのは体験したことがなかったので、面白い役をやらせていただいているなと、あらためて感じました。幼なじみに頭をそってもらうシーンをいただけて、三生としてはすごく幸せ者。地毛で丸刈りにすることにすごい付加価値を付けていただいてありがたいな、愛されているなと思いました」と語った。

 家業を継ぐことに迷いがあった設定。前田は「お芝居を仕事にするかどうかと悩んだ時期がすごくあったので、家業ではないですが何となく行く道があるということで、共感できると感じました」。

 劇中、前田の頭髪を切った高田は「バリカンを人の頭に入れるのは初めてでしたので、マネキンで練習しました。幼なじみ、友人の髪をそるのは絆が深くないとできない。なので、このシーンは幼なじみの絆を語る上では不可欠なシーン。そんなシーンに携わることができて、すごくうれしかったです」と語った。一方で、自身の役の好きな点を「中学校のときから変わらない髪形が好き」とし、前田の笑いを誘った。また、朝ドラ出演の反響を「出演が発表された時、ファンの方に喜んでいただいて、家族も朝ドラを見る家庭だったのでうれしかったです。SNSで一つ一つ感想を見るのもうれしかったですね」と紹介した。

 前田は弟の前田旺志郎が前作「おちょやん」に出演していた。今回の出演に前田は「旺志郎が『おちょやん』に出てくれていたおかげもあって、旺志郎の兄弟ということで見てくださるご縁もあり、うれしかったですし、僕が小学校6年生のときに初めて朝ドラ(2010年度後期『てっぱん』)に出演させていただいて、長くもあったけど早くもあった気がしますが、僕の人生において節目の10年だったと思っていて、すごくうれしかったです。『まえだまえだ』を経て、僕自身がお芝居をやりたいと思って頑張ってきて、また出演させていただけるのはすごく幸せ」とした。

 劇中の幼なじみたちは仲が良く、中学時代は同じ吹奏楽部に所属した設定。演じる俳優陣の結束力も同様に感じる。フォークデュオ「さくらしめじ」としても活動する高田は「音楽で思いがつながるのは結構、大きいかなと思います。吹奏楽部で1つの楽曲を通して、さらに役としても絆が深まったし、高田彪我と前田航基くんという個人としても思いが通じ合えた部分があると思います」。前田は「気仙沼チームに帰ると『おかえりモネ』として僕たちを迎え入れてくれるような感覚がありました」と語った。

 9月でクランクインから約1年となる。今の心境を前田は「はじめは長いなと思っていたら、いざ、自分の収録が終わるとなると、早くも喪失感」と語った。前田も高田も自身の収録が終わりに近づき、「“モネロス”してる」と、さみしそうに話した。また前田は「劇中みんなであんなに仲良く年を取れたのは幸せ。前田航基としては全然終わりたくない」。さらに「台本を読んでいて涙なしでは読めなくて」と心境を明かした。

※高田彪我の「高」の正式表記ははしごだか

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