三木谷浩史氏、移民受け入れに私見 不安に理解も「もはや他に手はないと思います」

インターネット通販大手・楽天の代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏が16日、ツイッターを更新。日本の移民政策について私見を述べた。

三木谷浩史氏【写真:Getty Images】
三木谷浩史氏【写真:Getty Images】

人口減少、技術者不足…日本の「未来」考え提言

 インターネット通販大手・楽天の代表取締役会長兼社長を務める三木谷浩史氏が16日、ツイッターを更新。日本の移民政策について私見を述べた。

 発売中の「週刊文春」で連載をしている三木谷氏は、移民について、「日本の『未来』を考えるうえで、技術者不足という課題を乗り越えるためには『移民』を受け入れていくしかない」と主張。

「イノベーションを起こすためには、異なる価値観が混ざり合うことに意味がある。ダイバーシティ自体がイノベーションをドライブする、そんな時代が始まっている」と、連載の要旨に言及した。

 続く投稿では、「移民政策に対する不安は分かりますが、もはや他に手はないと思いますよ。幕末の攘夷論ではないけれど、現実を受け入れないと。人口減少する国に経済発展はないし、科学技術には国際的なトップクラスの人材を集める必要がある。その上で如何に日本らしさをキープするか」と強調した。

 多様な人種がまじりあい、国力を高めている諸外国に比べ、日本の移民政策には常に賛否両論が付きまとう。

 この投稿には「それが現在の米国の強みかと」「アメリカを見習わないと、先進国なのに人口が増える為にはそれしかない」「日本の少子化と人材不足は深刻ですね」「インドや東欧出身の優秀なソフトウェアエンジニアは何人も見てきていますし、そういう人たちは歓迎ですが…」「移民問題は欧米とは歴史が違うから一緒に考えない方がいいよ」「どのようなやり方をするか、現実を見つめ、真剣にいま考えないといけないですよね」など多くの反応が寄せられている。

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