松本穂香、映画デビューのロン・モンロウに即席アドバイス 「役の人生を想像する」

映画「DIVOC-12」(10月1日公開)の完成披露試写会が14日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、女優の松本穂香、俳優の小関祐太、藤原季節、中国出身のモデルで歌手のロン・モンロウらが登場した。

役作りの秘訣を“即席アドバイス”。恐縮しながらロン・モンロウ(左)に助言を送る松本穂香(右)【写真:ENCOUNT編集部】
役作りの秘訣を“即席アドバイス”。恐縮しながらロン・モンロウ(左)に助言を送る松本穂香(右)【写真:ENCOUNT編集部】

COVID-19をひっくり返す! ソニー・ピクチャーズのプロジェクト「DIVOC-12」

 映画「DIVOC-12」(10月1日公開)の完成披露試写会が14日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、女優の松本穂香、俳優の小関祐太、藤原季節、中国出身のモデルで歌手のロン・モンロウらが登場した。

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「DIVOC-12」は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けているクリエーター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めることを目的として製作されたソニー・ピクチャーズによるオムニバス映画だ。ソニーグループが2020年4月にコロナの影響を受けた世界各国の人々を支援するために設立した「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」の基金を活用した支援プロジェクトの一環。同作は映画「新聞記者」(19年公開)でエランドール賞など数々の賞を獲得した藤井道人監督、劇場用長編「カメラを止めるな!」(17年公開)が大ヒットを記録した上田慎一郎監督、17年公開の「幼な子われらに生まれ」で第41回モントリオール世界映画祭の審査員特別グランプリを受賞した三島有紀子監督の3人が総指揮を務める。

「藤井チーム」「上田チーム「三島チーム」が3つのテーマを掲げ、新人を含めた12人の監督による12本の短編映画が完成した。「DIVOC-12」は「COVID」を反対に並べた言葉で、「12人のクリエーターとともにCOVID-19をひっくり返したい」という思いを込めている。

 上田監督チームの松本と小関は、上田監督が脚本・編集を手掛けた「ユメミの半生」に出演。藤原は三島監督の「よろこびのうた Ode to Joy」に、ロンは藤井監督の「名もなき一篇・アンナ」に出演している。松本は「本当にすてきな企画に参加することができて幸せ。皆さんとこの場に立てていることは、当たり前のことではないなと。いろいろなことを感じながら幸せな気持ちでいっぱいです」としみじみ。今回が映画初挑戦のロンは「すごくうれしい! もっとがんばります!」と笑顔を見せた。また女優の先輩である松本に対し、「これから私も女優の仕事をやっていきたいですから。女優としての役作りの秘訣(ひけつ)はなんですか?」と質問。松本は「私が思うのは、台本がありますけど、そこまでに役がどんな人生を送ってきたかを想像する。想像力を働かせること。台本に行きつくまでの人生、プロフィルを想像するしかないのかな。私が言うのはおこがましいですけど」と恐縮しながらアドバイスした。

 完成披露試写会には総指揮を執った3監督も登場。藤原監督は「コロナから1年以上たって、監督、俳優たちが何をしようか一生懸命悩み抜いて、12本のすてきな短編映画が完成しました」とあいさつ。上田監督も「きょうがお客様に見ていただく初めての機会。お客様に語ってもらってやっと映画になっていく。初めてここで映画が産声を上げて、どんな感想や声が聞けるのか楽しみ」と語った。三島監督は「この映画を作れたこと、本当に感謝しています。こうして監督、出演者の皆さん、壇上にはいないけれど後ろで見ている9人の監督、お客さんたちと一緒に迎えられたことを幸せに思っています」と完成を喜んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】真っ白なおしゃれコーデのロン・モンロウ
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