ワクチン未接種で亡くなった女性TikToker、最後の投稿で「待つべきではなかった」
菅首相は、11月までに新型コロナウイルスのワクチン希望者の接種を完了させたい考えを示している。一方、ワクチンを2回接種していても陽性となるブレークスルー感染が増加し、3回目の追加接種となるブースター接種が準備されている米国では、ワクチン未接種の女性TikTokerがワクチン接種を呼びかける中で亡くなり、衝撃を与えている。ピープル(電子版)が報じた。
「アンチワクチンではありません」逸した接種のタイミング
菅首相は、11月までに新型コロナウイルスのワクチン希望者の接種を完了させたい考えを示している。一方、ワクチンを2回接種していても陽性となるブレークスルー感染が増加し、3回目の追加接種となるブースター接種が準備されている米国では、ワクチン未接種の女性TikTokerがワクチン接種を呼びかける中で亡くなり、衝撃を与えている。ピープル(電子版)が報じた。
「COVID-19で死亡したワクチン未接種のTikTokクリエーターは、その最期の日に、“私のように病院送りにならないように”と、フォロワーにワクチンの接種を必死に訴えました」
亡くなったのはミーガン・アレクサンドラ・ブランケンビラーさん(31)。1万8000人のフォロワーを持つ人気TikTokerだった。最後の投稿から9日後の8月24日に帰らぬ人となった。ブランケンビラーさんの投稿には5000を超えるコメントが集まり、追悼の言葉がやまない。
最後の映像は約2分間で、病院のベッドから撮影され、アカウントにシェアされた。鼻の下に器具をつけたブランケンビラーさんが「待つべきではなかった」と言いながら、必死に言葉を紡ぐ姿が映し出されている。
「もし、70%でもワクチンを打ちたいと思っているなら、打ちに行ったほうがいいと思います。待っていないで受けてください」「願わくば、ワクチンを受ければ、私のように病院に行かずに済むのですから」
ブランケンビラーさんは家族と同時に接種したかったため、すぐに接種するのを控えていたという。
「アンチワクチンではありません」と反対派ではなかったと主張。「私は自分の研究をしようとしていただけです。怖かったし、自分も家族も同時に接種したかったのです。皆さんもご存知だと思いますが、人によって感じ方が違うと、全員の同意を得るのは難しいものです」とタイミングが合わなかった。
そして、「私は間違いだったと思っています」と付け加えた。
入院当初から記録として残すために、復活を信じて病室での自身の姿を撮影。
「金曜日の早朝からずっとここにいるのですが、聞こえてくるのは痛みに苦しむ人々のうめき声や叫び声ばかりです。“愛する人を失った人たちだと思いますが、私は個人的にそれがどんなものか、どんな音なのか知っていますから”」と、周囲のコロナ患者の壮絶な様子も伝えていた。