神木隆之介、原作ファンを裏切らない名演技の裏側告白「勝手にちゃっかり入れちゃったりとか」

俳優の神木隆之介が9日、都内で行われた「第1回 次世代作家 文芸賞」大賞授賞式にスペシャルプレゼンターとして登壇した。

スペシャルプレゼンターとして登壇した神木隆之介【写真:ENCOUNT編集部】
スペシャルプレゼンターとして登壇した神木隆之介【写真:ENCOUNT編集部】

神木隆之介が次世代作家へメッセージを送る

 俳優の神木隆之介が9日、都内で行われた「第1回 次世代作家 文芸賞」大賞授賞式にスペシャルプレゼンターとして登壇した。

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 本が大好きだという神木は、「気になったものを手に取ってみたり、ライトノベル、コミック、ジャンル問わず幅広く見ます。ずっと本屋さんをぐるぐるぐるぐる回ります。楽しいです」と笑顔を見せた。

 授賞式では、TSUTAYAグループ出版社との共催により設けられた「一般向けエンターテイメント小説部門」、「ライトノベルス文芸部門」、「コミカライズ原作部門」の3部門において、応募のあった計921作品の中から、出版社や「Nola」編集部、共催各社の社員による厳選なる選考を経て、部門ごとに大賞受賞作品が発表された。

「一般向けエンターテイメント小説部門」は鹿ノ倉いるかさん、「ライトノベルス文芸部門」は谷明さんと挟倉朏さんの2人が選ばれ、「コミカライズ原作部門」には石製インコさんの作品が選ばれた。神木は「一つの作品で人生が変わったり、自分の人生観が変わったとかっていうことも、いち読者としてあるので、それを紡げる先生たちって本当にすごいなって思います」とコメントし、「一緒に何か作品作りに携われたりとか、一緒に何かコラボできることがあったらうれしい」と期待を寄せた。

 また、原作がある作品に出演することが多い神木は「原作ファンの方とかにも原作のまま、その大事なメッセージっていうのが、皆さんにお届けできたらいいなって思いでやっているので、すごくそこはプレッシャーです」と打ち明けた。自身が好きな漫画や作品が実写化されたときには、「『これやって欲しかった』とか、『いや、このセリフ欲しかった。なんで言わないんだろう』とかあるんですよ。職業関係なく、やっぱり僕も好きだから。ファンとして……」と心境を打ち明け、続けて「エゴにはなっちゃうんですけど『これは言いたい』とか、『こういう動きはこういう表現は大事にしたい』というものもいっぱいあるので、作品全体のバランスを見ながらですけど、どこをいかにどう取るか入れるかをバトルしたり葛藤しています。勝手にちゃっかり入れちゃったりとかしています」と笑顔で話した。

 最後に受賞者の方に向け神木は「プレゼンターとして、このステージに立つことができて本当にうれしく思います。僕も頑張りますので、一緒に何か新しいエンターテインメントというのを一緒に作っていけたらいいなと思っております」メッセージを送った。

 同コンテストは、TSUTAYAと「Nola」が共催する「これからの書籍・漫画業界を担う次世代作家を支援する」ことを目的とした、“作家のみなさまの執筆環境~全国販売までを総合的に支援する”これまでにない公募の文学賞。創作段階においては「Nola」を使用することで、「起承転結」などのプロット形式、章ごとの原稿整理。登場人物や世界観の設定まで。軸のぶれない・深みのある物語の創出を執筆できる環境を提供。大賞を受賞した作品には賞金30万円が授与されるほか、TSUTAYAグループ出版社である徳間書店とアース・スターエンターテイメントにより書籍化および出版が確約される。加えて、全国約800店舗のTSUTAYAの書籍・コミック売場にて、大々的に展開・販売を行う。

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