――4thシングル劇場盤のカップリングには、新公演「僕たちの恋の予感」のためだけに書き下ろされた「奇跡という名のストーリー」という曲が収録されていますね。

石田「まさか公演のためだけに秋元先生が曲を書き下ろしてくださると思っていなかったので、驚きとともに感謝の気持ちでいっぱいです。サビに『ここから始まる～』というフレーズがあったり、曲にも結構疾走感があって、本当に今からなんだよと表している雰囲気が好きです。メンバーで一列になってワーと踊るところがあるんですけど、公演ではファンの方も笑顔になってくれて、すごく一体感が出て盛り上がります」

福田「今回の公演の中で唯一のSTU48名義の曲なので思い入れは強いです。明るい曲調の歌が私は好きで、そういう曲を頂けたことを嬉しく思いますし、振り付けの時に奈々さんが先生に、『メンバーの仲の良さがとことん分かる振りにしてください』とリクエストをしてくださったと聞きました。STU48メンバーの楽しい雰囲気と、仲の良さがこの曲によって伝わったらいいなと思います」

――曲中には「自分の可能性を信じてみようか」という歌詞があります。2020年、新たに挑戦してみたいことはありますか？

石田「私はずっと公言していることがあって、ラジオのパーソナリティをやってみたいんです。出身の兵庫県でレギュラーメンバーとしてラジオ(『瀬戸内の胸の内』／Kiss FM KOBE)をさせて頂いているんですけど、それはパーソナリティの方がいらっしゃって、すごく助けられて成り立っている番組。2年間やらせて頂くなかで自分がラジオが好きだなと実感したので、今の夢はラジオのパーソナリティをすることです。2020年はその可能性を信じて、声を大にして言っていきたいと思います！」

福田「香川県出身で、2019年はうどん屋さんのイメージキャラクターもやらせてもらったんですけど、『勝手に！ 四国観光大使』のメンバーで四国をPRするお仕事をしたいなとずっと思っています。2期生が入ってメンバーも増えて、STU48はどんどんパワーアップしているので、それが今の目標です」

――最後にファンの方へメッセージをお願いします。

石田「今年の書き初めでは『これから』と書かせて頂きました。STU48はもうすぐ3周年を迎えます。2期生も入ってきてパワーアップしたし、絶対にもっと大きくなれるという気持ちがあるので、今だからこそSTU48に注目して見守って頂けたらと思います」

福田「個人的にはせっかくアイドルをやらせてもらってAKB48グループにいるので、やりたいことはなんでもやりたいと言って、ガツガツ攻めたいと思います。広島ではカープが人気ですけど、STU48もアイドルファン以外の方にももっと広く認知されて、いつかカープと同じくらい広島の方、そして瀬戸内の方に愛されるグループになれればいいなと。あと、紅白に出たいです！」

石田「同じく！」

福田「頑張ろう！」

石田みなみ(いしだ・みなみ)／1998年10月11日生まれ、兵庫県出身。STU48 1期生。三姉妹の末っ子ながらグループ内では「しっかり者のお姉さん」として、ふとしたトークでもやさしさと思いやりが溢れ出る。女子旅をテーマにした派生ユニット「Charming Trip」に所属し、女子力もメンバー屈指を誇る。ニックネームは「みいちゃん」。

福田朱里（ふくだ・あかり）／1999年3月29日生まれ、香川県出身。STU48 1期生。弾けんばかりの笑顔と迫力満点の“4Dパフォーマンス”でグループを牽引する副キャプテン。グッズプロデュースなど企画力やMCにも定評がある。四国メンバーによる派生ユニット『勝手に！ 四国観光大使』のリーダーを担当。ニックネームは「ふくちゃん」。

(小田智史)