【コメント全文】「ルパン三世」“次元大介”小林清志から大塚明夫へとバトンタッチ
モンキー・パンチ原作のアニメ「ルパン三世」最新作で、主要キャラクター「次元大介」の声優キャストが交代することが7日、発表された。アニメ化50周年の節目を迎え、10月9日から日本テレビ系で放送開始となる「ルパン三世 PART6」で、初代から担当してきた小林清志から、大塚明夫へとバトンが引き継がれることになった。
アニメ化50周年の節目 10月9日から放送開始となる「ルパン三世 PART6」
モンキー・パンチ原作のアニメ「ルパン三世」最新作で、主要キャラクター「次元大介」の声優キャストが交代することが7日、発表された。アニメ化50周年の節目を迎え、10月9日から日本テレビ系で放送開始となる「ルパン三世 PART6」で、初代から担当してきた小林清志から、大塚明夫へとバトンが引き継がれることになった。
「ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス」(1995年)から今回もルパン三世役を栗田貫一が担当し、テレビスペシャル第22弾となる「ルパン三世 血の刻印~永遠の mermaid~」(2011年)からルパンファミリーに参加した、石川五ェ門役・浪川大輔、峰不二子役・沢城みゆき、銭形警部役・山寺宏一らも続投し、約3年ぶりのテレビシリーズに挑む。
そして今回、「ルパン三世」アニメ化50周年という節目に次元大介の声優が交代となる。1971年のアニメシリーズ開始から唯一、初代として約50年間、次元に命を吹き込み続けてきた小林から、今回ルパンファミリー初参加となる大塚にバトンタッチだ。なお、放送初回は、小林が最後に次元を演じる作品となる「EPISODE 0―時代―」を放送し、それ以降の放送回では大塚が次元を演じる。
「ルパン三世 PART6」は、日本テレビでは10月9日24時55分から放送開始。Huluほか配信サイトでも配信予定。
小林清志のコメントが届いた。以下全文。
「ルパンは俺にとって一生ものの仕事であった。命をかけてきた。わがままを言えば90歳までやっていたかったが残念。何とかかじりついていたかったが無理だった。年をとればそれなりの深みが出てくるはずだ。ただ映像とのギャップがあるか。
話は違うが以前、明夫ちゃんに聞かれたことがある。『なぜ親父は五ェ門を辞めたんでしょう?』と。親父とは大塚周夫先輩である。答えに窮したことがある。さぞ先輩も無念だったにちがいない。一部の方々から言われることがあるのは、次元は年をとった 聞きづらい。当たり前だ わたしゃ 齢88歳であるぞ。俺なりに努力した結果だ。これからはそう言われることを気にしないですむ。ほっとしている。
あとは明夫ちゃんに委ねます。頑張ってちょうだい。ただ、次元はそんじょそこらの悪党とは違うぞ。江戸のイキというもんだ。変な話だが、次元は江戸っ子だ。明夫ちゃん、これは難しいぞ。雰囲気はJAZZにも似ているんだ。
最後に これまで応援してくれた人たちにお礼を申し上げる。ありがとうございました。ルパン。俺はそろそろずらかるぜ。あばよ」
大塚明夫のコメント全文は以下の通り。
「身が引き締まりました。清志さんの想い、たしかにつかんで離さないよう精進します。
思えば僕は大魔王シャザーンで清志さんの声に出逢い、妖怪人間ベムを経て、そして次元大介に憧れました。小学5年生だったと思います。清志さんが50年をかけて生命を吹き込んだ次元大介は、もはや清志さんそのものだと思っています。次元大介から清志さんじゃない声が聞こえてきたらイヤです。もしかしたら誰よりも。だからこそ、そんな自分さえも納得させ得る次元大介になろうと勝手ながら心に決めました。
江戸の粋、江戸っ子、JAZZ、胸にしっかり刻んでバトン、受け取らせていただきます!」