【週末は女子プロレス♯14】「引退しなくてよかった」waveに君臨・野崎渚に漂う王者の風格 この1年に何が起きたのか
2度目の王座戴冠で目指すところ
「まさか私にチャンスが回ってくるとは思っていませんでした。ちょうどコロナの休養期間を終えた後でもあったので、挑戦者決定戦が決まったら、もう死に物狂い。この感覚久々!ってくらいに自分を追い込んで追い込んで、臨みました」
チャンスに乗った野崎は8・22後楽園で広田に勝利し、王座奪回に成功。レジーナ王座2度目の戴冠となった。では、今度の野崎政権ではどんな王者を目指すのだろうか。
「私の理想のチャンピオンはタムラ様(NEOの田村欣子)でした。タムラ様のような強い王者。今度はそれに加え、楽しさも出せるチャンピオンになれたらいいな。広田さんのサクパラダイスとかを引き継ぐとかはしないですけど、なかったことにするのもどうかと思うので」
11・7後楽園は、野崎のデビュー15周年記念興行として開催される。もちろん、王者として記念大会に臨むつもりでいるが、当日のカードはどうなるのか。
「高瀬が間に合えば高瀬とタイトルマッチをやりたいですし、間に合わなければこうしたいとかいろいろ案があります」と野崎。waveのレギュラー、所属となって以降、野崎には負傷欠場がない状態。デビュー以来、試合出場の“自身最長記録を更新中”だ。
「そうなんですよ、これだけ続けてプロレスをしているのは私史上初めて(笑)。元には戻せないですけど、プロレスって自分次第でやり直しがきくんです。フェードアウトのままじゃなくてホントによかった。続けてよかった、引退しなくてよかったなって思います!」
次のページへ (4/4)
【写真】美と実力を兼ね備える野崎渚の厳選試合カット