吉沢亮 草なぎ剛を尊敬「すごい人」 栄一の慶喜への尊敬と「リンクしているかも」
俳優・吉沢亮がこのほど、主演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、明治編に入ってからの演じる渋沢栄一や作品への思いと見どころについて語った。
主人公・渋沢栄一を演じる大河ドラマ「青天を衝け」の取材会参加
俳優・吉沢亮がこのほど、主演するNHKの大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の取材会に出席し、明治編に入ってからの演じる渋沢栄一や作品への思いと見どころについて語った。
「渋沢栄一の功績というものが、これからどんどん積みあがっていくので、ここからが栄一の本領発揮かなという気もします。楽しんでいただければと思います」
1人の人物を1年以上にわたって演じてきた大河ドラマ。吉沢にとっての学び、気付きを紹介してくれた。
「1年以上も撮影が続いていて、何か僕の体の中に栄一という役が染みついているという感じです。1か月ぐらいの期間で映画を1本撮るのとは全然違います。意識とかじゃないところで栄一が出てきます。ただ、そこにいるだけで栄一になれる感覚は大河ならでは。今までこういうことは無かったです。自分では役を演じている瞬間と、そうじゃない瞬間、オン、オフきっちりできる方だと思っていましたが、ここまでやっていると自然と栄一のしゃべり方とかが、日常生活で出るかというと違いますが、NHKに入って、スタジオにいて、セットへ入った瞬間に、もうそうなっている感じがあります」
時代が江戸から明治に移り、栄一自身の変化をどんな意識で演じようと考えているのか。
「一番は相手が誰だろうと、どれだけ目上の人だろうと、自分が正しいと思ったことに突き進んでいたのが、新政府で働くようになってからは、自分が正しいと思うことへの手段というか、そのためには自分の道理とは外れたことや、何かを切り捨てることを仕方なくやる。大人になり、ある種の“汚さ”を覚えていく栄一は若干、意識してやっています」
視聴率はハイレベルで安定している。
「脚本が面白いと最初から思っていたので、面白いものを作っているという自信はみんなあったと思います。自分たちが『いいものを作っている』と思っているものが評価していただけるのはうれしいです」
明治になっても栄一と慶喜(草なぎ剛)と交流は続く。栄一にとっては尊敬する人物に変わりはないようだ。吉沢にとっての草なぎはどうなのか。