さだまさし、初のフォークソングカバーアルバム 49年69歳の青春「アオハル 49.69」
歌手のさだまさしが自身初となるフォークソング・カバーアルバム「アオハル 49.69」を10月27日に発売することが分かった。
さだらしさ満載の作品タイトルをジャケットで直筆で表現
歌手のさだまさしが自身初となるフォークソング・カバーアルバム「アオハル 49.69」を10月27日に発売することが分かった。
今年4月に発売し、ロングセールスを記録中のセルフカバーアルバム「さだ丼~新自分風土記III~」をひっさげ、同アルバム収録曲順通りのセットリストで6月から全国コンサートツアーを開催中のさだ。7月には去年のツアーの模様を収めた最新ライブ作品をブルーレイ/DVD/CDの3形態でリリース。15日には前人未到の記録ともいえる“ほぼソロコンサート4500回ぐらい記念公演”の開催を予定するなど精力的に活動中だ。
そんなさだのニューアルバムのリリースが発表となった。初となるフォークソングのカバー企画アルバムで、荒木一郎「空に星があるように」で始まり、憧れの人・加山雄三の「旅人よ」や盟友・泉谷しげるの「春夏秋冬」、自身が詞曲提供したクラフト「僕にまかせてください」など、10月25日にデビュー“49”年目を迎える“69”歳のさだがセレクトした、次世代に歌い継ぎたい”青春”の名曲16曲が収録される。
そんな49年キャリアの69歳の青春ソング集「アオハル 49.69」の読み方は「アオハル フォークロック」。そんなさだらしさ満載の作品タイトルはジャケットにも直筆で表現されている。
今作に関してさだは、「僕の青春期、日本でおこったフォークロックのムーブメントはある意味では僕の育った『学校』とも言える。僕がどんな生徒であったかは別にして、振り返れば確かにそこは『母校』であった。ところがある深夜、テレビを見ていたら、現代まで綿々とつながる音楽の源流の1つであるはずの『母校』がいつの間にか『過去の遺物』として扱われていることに衝撃を受け、少し悲しかった。それで憧れの先輩や同級生またいとしい後輩たちなど『同窓生』の面影を、懐かしい校舎の陽の当たる窓辺に並べてみることにした。彼らの楽曲が現代の若い世代に届いたとき、その音楽がいかに時代を超えた『良きもの』であるかに気づいてもらいたいからだ。もちろん僕の歌が原曲を超えられるはずもないが、これをきっかけにオリジナルに触れ『母校』の素晴らしさに気づいてもらえるきっかけになったらうれしい。僕にとってデビュー49年目、69歳での『帰郷』だ」とコメントした。
同作品は通常盤のほか、収録全16曲のカラオケCDが付属した紙ジャケット仕様CD2枚組の初回生産限定盤、数量限定生産となるアナログ盤(重量盤LP2枚組)の3形態でリリースされる。