フジ「バーチャル冒険アイランド」、延べ来場者数150万人突破 コロナ禍でオンライン化が奏功
14日に開幕し盛況を見せているフジテレビの夏のバーチャルイベント「THE ODAIBA 2021バーチャル冒険アイランド」が27日、延べ来場者数が150万人を突破した。バーチャル展開の一つの成果が出た格好だ。
専用アプリ「バーチャル冒険アイランド」 9月5日まで
14日に開幕し盛況を見せているフジテレビの夏のバーチャルイベント「THE ODAIBA 2021バーチャル冒険アイランド」が27日、延べ来場者数が150万人を突破した。バーチャル展開の一つの成果が出た格好だ。
これまで、「お台場冒険王」(2003~08年)、「お台場合衆国」(09~13年)、「お台場新大陸」(14年)、「お台場みんなの夢大陸」(15~17年)など、お台場の夏を熱く盛り上げてきたフジテレビの夏イベント。来場者数400万人超えの大型イベントとしてにぎわいを見せていたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け開催を断念した。今年の開催も危ぶまれたが、苦境を逆手に取り、今年は思い切ってバーチャル展開に方向転換した。専用アプリ「バーチャル冒険アイランド」をダウンロードすれば、日本中どこからでも無料で入場が可能というシステムだ。
目玉企画「めざましライブ」をはじめ、“バーチャルお台場”内に仕掛けられたさまざまなコンテンツが楽しめるが、中には、自ら遊び方を考案し、かくれんぼや鬼ごっこをする若年層ユーザーも出現。盛り上がりを見せている。来場者数だけを見ても驚異的な集客力で、バーチャルイベント業界にインパクトを与える成功事例になっているという。
このバーチャル展開の判断が奏功し、リアル開催に引けを取らない集客につながった。数々の大規模イベントを成功させてきたフジテレビの底力を感じさせるとともに、果敢な挑戦が新たな可能性を広げたとも言えよう。
同イベントは9月5日に閉幕する。今後はTHE BOYZ、ハラミちゃんら豪華アーティストが出演する「めざましライブ」をはじめ、障がい・性・世代・言語・国籍など、個性豊かなアーティストが出演する日本財団主催の芸術祭「True Colors Festival」とコラボしたスペシャルライブ、地球の未来を考える「未来を変えるFUTURE TALK」、“1分で世界を変える”アイデアのグランプリを決める「SDGsクリエイターズグランプリ」など、充実したコンテンツのラインアップを予定している。
アンバサダーをお笑いコンビ「EXIT」、永島優美、井上清華の両アナウンサーが務めている。テーマソングはJO1の「REAL」。