片桐はいり、テレ東ドラマで連ドラ初主演 東京・大島で「すったもんだ繰り広げます」
女優の片桐はいりがテレビ東京で9月15日からスタートする水ドラ25枠「東京放置食堂」(深夜25時10分)で連続ドラマ初主演を務めることが分かった。
若手演技派女優・工藤綾乃は寡黙な若い店主演じる
女優の片桐はいりがテレビ東京で9月15日からスタートする水ドラ25枠「東京放置食堂」(深夜25時10分)で連続ドラマ初主演を務めることが分かった。
ドラマの舞台となる「大島」は、東京から120キロ離れた太平洋に浮かぶ島で、別名は「東京アイランド」。都内とは思えないほど、大自然にあふれ、街の喧騒(けんそう)から放置された時間の流れを忘れられる場所だからこそ、育まれる魅力的な人間模様や島グルメが本作では色濃く描かれていく。
主人公・真野日出子(片桐)は東京生まれ・東京育ちで、数多くの被告人を裁き、更生させてきた曲がったことが大嫌いな初志貫徹の元裁判官。これまで、裁判官として幾度なくキャリアを重ねてきた真野だが、人を裁くことに疲れてしまい、退官を決意。そして、あることをきっかけに、日出子は大島を訪れる。
そこで、祖父から受け継いだ「風待屋」を1人で営む寡黙な若い店主・小宮山渚(工藤綾乃)と大島名物の“くさや”との出会いが、第2の物語の扉を開ける。
主人公の元裁判官、真野を演じるのは、連続ドラマ初主演となる片桐。日出子が大島で出会い、共に「風待屋」を営んでいく寡黙な若い店主・小宮山は、若手演技派女優・工藤が演じる。さらに、ドラマの舞台である大島で生活する個性豊かな島民キャストには、与座よしあき、松川尚瑠輝、梅垣義明の出演が決定している。
片桐はいりは「ひょんなことから裁判官を辞めて、伊豆大島の食堂に流れついた夜ドラヒロインに任命されました。ちょっとお節介で昔かたぎの説教ずき。自分もさまよい中なのに、ちょっと良いこと言ったりします。ほったらかしの魅力があふれた大島で、島の仲間やびっくりするようなゲストの方々とすったもんだを繰り広げます。週の半ばの真夜中にほんのひと時、都内にある最果て島にご一緒できれば幸いです」とコメントを残した。
また、テレビ東京の寺原洋平プロデューサーは「以前、自社の番組で『逆向き列車』という会社員が当日に有休をとって普段乗っている逆の方向の電車に乗るという番組があったのですが、逆向きでも飽き足らない衝動を抱えている人はどうすれば良いのかとずっと疑問を感じておりました。竹芝からたった1時間45分で行ける東京アイランド『大島』、今回とうとうその答えを見つけてしまいました。大島の小さな港にある片桐はいりさんが働く居酒屋。そこには衝動を抑えきれなかった現代人が訪れます。水曜の深夜、このドラマで実現可能な究極の現実逃避に癒やされてください。そして、自分も明日の用事を全てキャンセルして、大島に行ってしまいたいという背徳の衝動にあらがってください。9月15日『有給休暇テロ』系ドラマがいよいよスタートです」と意気込んだ。
そして、アベラヒデノブ監督も「東京島の風に呼ばれ、真っ黒黒な砂浜の中で『片桐はいりさん版・朝ドラ』は始まった。風に吹かれ、圏外に断たれ、撮影は猛進中だ。だが時折、ふと得体の知れない安心感、に包まれる瞬間がある。ここは、放置された東京。頭をうなだれても、上げても良い。自分と再会できる島……なのか?!」とアピールした。