千葉真一さん追悼「エイセス/大空の誓い」の放送が急きょ決定 米映画のアクション大作

82歳で亡くなったアクション俳優・千葉真一さんをしのび、BSテレ東で、29日午後7時から、1991年に製作された米国映画「エイセス/大空の誓い」(ジョン・グレン監督)を急きょ放送することが決まった。

千葉真一さんが出演した米国映画「エイセス/大空の誓い」【写真:(C)1991 STUDIOCANAL】
千葉真一さんが出演した米国映画「エイセス/大空の誓い」【写真:(C)1991 STUDIOCANAL】

ルイス・ゴセット・Jr、ポール・フリーマンら出演のアクション大作

 82歳で亡くなったアクション俳優・千葉真一さんをしのび、BSテレ東で、29日午後7時から、1991年に製作された米国映画「エイセス/大空の誓い」(ジョン・グレン監督)を急きょ放送することが決まった。

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 世界中からリスペクトされたアクションスターの追悼放送だ。

 本作のストーリーは、チャッピーことチャールズ・シンクレア(ルイス・ゴセット・Jr)は、ホリコシ(千葉さん)ら第2次世界大戦で活躍したエースパイロットたちと、4か国機の空中バトルを再現した航空ショーを行っていた。ある日、チャッピーのかつての部下モラレスが墜落死したとの知らせが届く。しかもモラレスは軍用機を使ってコカインを密輸していた疑いが。チャッピーがモラレスの部屋に行くと、そこにはモラレスの妹アンナ(レイチェル・マクリッシュ)がいた。モラレスの故郷の村では、麻薬組織のボス・クライス(ポール・フリーマン)が、村人を脅してコカインを精製しているという。真相を追求するチャッピーも命を狙われ、軍の内部にクライスの内通者がいると感じた彼は、仲間たちとともに、4機の旧型戦闘機で巨大麻薬組織に戦いを挑む。

 放送にあたり、久保一郎プロデューサーはコメントを寄せ、「この『エイセス/大空の誓い』は、9月の『敬老の日』企画として準備していた作品です」と説明。「製作当時はまだ50代に入ったばかりの(まだ真剣佑さんも生まれていない)千葉真一さんをおじいちゃん扱いするのも失礼な話ですが、ヤワな若造たちに活を入れる空の英雄たちの激闘はひたすらカッコよく、中でも世界の名優たちと全く同列に活躍する千葉さんにリスペクトを込めてお送りする企画でした。それが、まさか追悼番組になってしまうとは…」と思いを語った。

 さらに、「昭和の映画少年として、千葉さんとその出演作群からもらったものは計り知れません。その1本、『エイセス/大空の誓い』は実に陽気なアクション大作ですが、クライマックスの展開、そしてラストシーンには涙すること間違いなし。千葉さんが演じたホリコシのせりふは、千葉さんご本人が気合いを入れて吹き替えています」という。

 最後に、「大空を駆ける世界のアクションヒーロー、千葉真一さんの勇姿を心に刻んでください」との言葉を寄せた。

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