中村蒼、平手友梨奈主演のNHKドラマに出演が決定 “やる気ない”厩舎の調教師役
俳優の中村蒼が、NHK土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」に、主演・平手友梨奈とともに出演することが決まった。12月18日、25日午後9時からNHK総合で前・後編が放送される。
平手友梨奈主演ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」
俳優の中村蒼が、NHK土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」に、主演・平手友梨奈とともに出演することが決まった。12月18日、25日午後9時からNHK総合で前・後編が放送される。
NHKでのドラマ出演は、2020年11月27日まで放送された連続テレビ小説「エール」で、主人公・古山裕一の幼なじみでのちに作詞家となり“福島三羽ガラス”として名作を送り出すこととなる村野鉄男役を演じた以来だ。「エール」では正義感の強い一方で繊細な面も持つ鉄男役の好演が印象深いが、本作では、廃業寸前の厩舎(きゅうしゃ)を営むやる気のない調教師・緑川光司を演じる。
中央の競馬学校に進み卒業、プロデビューするが成績は上がらず、居場所をなくした新人女性騎手・芦原瑞穂(平手)。そんな瑞穂を迎え入れたのは、廃業寸前の緑川厩舎を運営する緑川(中村)だ。「藻くずの漂流先」と呼ばれるボロボロの緑川厩舎には、光司のほかに、古臭いベテラン厩務員たちと、馬には優しいが人には心を閉じ失声症の若い厩務員など、みな社会のあぶれものばかり。緑川厩舎や競馬を通じて、瑞穂のひたむきな姿に触れることで、希望を取り戻す光司の姿にも注目だ。
中村は「一癖も二癖もある厩舎の登場人物たち。僕の演じる緑川光司もそのうちの1人です。しかしそこに現れる若き女性騎手。挫折し挑戦し続ける彼女の夢を共にかなえようとすることにより光司も厩舎の皆も成長していきます。登場人物の悩みながらも挑み続ける姿は今の若い人にはもちろん、そんなころもあったなという大人たちにも届く物語だと思います。人馬一体となり駆け抜ける姿をどうぞ見届けてください」とのコメントを寄せた。