各地で頻発する豪雨災害…生活再建の第一歩、気になる保険の受け取り方法は?
水害の保険をめぐっては近年トラブルになるケースも
今回のような水害では、近年トラブルとなるケースも増えているという。
「以前はすべての保険に付いていたんですが、水害の場合、土地によってリスクはまちまち。そのため水害はオプションとして選べるようなプランが増え、保険料を下げるために補償を外す方が急増したんです。ただ、今回のように近年は予測のつかない規模の豪雨被害が頻発している。会社によっては再び必須としたり、強く加入を勧めるなど、揺り戻しの流れが来ています」
気になる保険料だが、残念ながら年々増額の流れが続いている。
「天災が起こると保険料を上げざるを得ないが、災害の起こる頻度に増額が追いついていない。正直なところ、業界内では近年、火災保険は契約すれば契約するほど赤字と言われています。それでも公共性の観点からやらないというわけにも行かない。お客さんにとっても入りづらい状況ですが、裏を返せばそれだけ天災が増えているということ」
備えあれば憂いなし。これを機に、災害への備えだけでなく、お金周りのことも確認しておきたいところだ。