「政権基盤の弱体化は避けられない」横浜市長選、小此木氏敗戦を識者分析
ニッポン放送のニュースワイド番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」(毎週月曜~金曜、午前6時)は23日、神奈川新聞特別編集委員・有吉敏氏、慶應義塾大学教授で国際政治学者の細谷雄一氏が生出演し、横浜市長選を分析した。
「菅総理で総選挙を戦っていけるのか?」
ニッポン放送のニュースワイド番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」(毎週月曜~金曜、午前6時)は23日、神奈川新聞特別編集委員・有吉敏氏、慶應義塾大学教授で国際政治学者の細谷雄一氏が生出演し、横浜市長選を分析した。
今回の選挙結果について、まず有吉氏が出演。有吉氏は1987年に地元の神奈川新聞入社後、報道畑を歩んだ神奈川県政のエキスパートだ。
有吉氏は総括として、菅義偉首相のお膝元である横浜市、さらに側近中の側近であった名家出身の小此木八郎前国家公安委員長氏が落選した結果について、「菅総理で総選挙を戦っていけるのか?という声があがり、今後の国政選挙への影響は避けられない」と語った。
そして番組パーソナリティーの飯田浩司が、菅首相の求心力の低下から「次の総理候補」に水を向けると、有吉氏は、河野太郎&小泉進次郎両大臣の名前を挙げたものの、「今回の敗北で同じ神奈川県の議員としては手を挙げづらいいのでは?」と締めた。
また、細谷氏はこの選挙結果について「政権基盤の弱体化は避けられない。戦後は長期政権のあとは全て短命に終わっている。今回は長期政権で溜まった不満に加えて、今回のコロナ禍が原因では?」と分析した。
立憲民主党推薦で元横浜市立大学教授の山中竹春氏が当選している。