辻萬長さん、腎盂がんで死去 77歳 俳優として井上ひさし氏の作品に多大な貢献
俳優の辻萬長さんが18日、腎盂(じんう)がんにより死去した。77歳。葬儀・告別式はすでに家族葬にて執り行われた。
葬儀・告別式は家族葬にて執り行われた
俳優の辻萬長さんが18日、腎盂(じんう)がんにより死去した。77歳。葬儀・告別式はすでに家族葬にて執り行われた。
1944年2月9日、佐賀県生まれの辻さんは、1965年に劇団俳優座付属俳優養成所を卒業。俳優として、数々の名作演劇作品の柱となった。中でも、日本を代表する劇作家・井上ひさし氏の作品に多大なる貢献を果たし、2010年の井上氏逝去後も、俳優として、作家を直接知らぬ観客や演劇人たちに、井上氏の遺志を伝え続けていた。
演劇における遺作となったのは、20年7月公演の三谷幸喜氏作・演出による「大地」。NHK終戦ドラマ「しかたなかったと言うてはいかんのです」が最後のドラマ出演となった。
※辻萬長の辻は一点しんにょう