映画「あらののはて」舞木ひと美、ノーギャラに「こんなオファーがあるかとびっくり」

女優の舞木ひと美が21日、東京都池袋にあるシネマ・ロサで映画「あらののはて」初日舞台あいさつに登壇した。当日はキャストの高橋雄祐、藤田健彦、しゅはまはるみと長谷川朋史監督が登場し、撮影の裏話などを語った。

映画「あらののはて」初日舞台あいさつが行われた【写真:ENCOUNT編集部】
映画「あらののはて」初日舞台あいさつが行われた【写真:ENCOUNT編集部】

舞木ひと美、映画「あらののはて」オファーの経緯を語る

 女優の舞木ひと美が21日、東京都池袋にあるシネマ・ロサで映画「あらののはて」初日舞台あいさつに登壇した。当日はキャストの高橋雄祐、藤田健彦、しゅはまはるみと長谷川朋史監督が登場し、撮影の裏話などを語った。

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 同作はしゅはま、藤田、長谷川監督による自主映画制作ユニット「ルネシネマ」第2弾作品。主人公の25歳フリーター・野々宮風子(舞木)は高校2年生の冬に、美術部の大谷荒野に頼まれて絵画モデルをした時に感じた謎の絶頂感を忘れられずにいた。風子は8年ぶりに荒野と再会し、もう1度自分をモデルに絵を描くよう迫る。

「門真国際映画祭2020」では最優秀作品賞、優秀助演男優賞(高橋)、優秀助演女優賞(眞嶋優)の3冠を達成し、「うえだ城下町映画祭 第18回自主映画コンテスト」では、審査員特別賞(古廐智之賞)を受賞。今回、満を持しての公開となる。

 冒頭に舞木は「コロナ禍のなか、劇場に足を運んでくれてうれしいです」とあいさつ。しゅはまは「今日は荒ぶってまーす」と声を上げつつも「『あらののはて』が日本中に、もしかしたら世界中に広がって、ルネシネマが世界にとどろくようになればと期待しております」と意気込みを語った

 今回、主演に抜てきされた経緯を舞木は「監督から『ギャラは払えないけど主役で1本撮らせてくれ』と声をかけられました。こんなオファーがあるかとびっくりしましたけど、斬新でうれしかったです」と回答。絵画モデルの役については「絵画モデルをやって絶頂感を感じて、忘れられずに8年間過ごしていくのですが、女性が絶頂感を感じるというものはなんだろうと毎日考えていました。体の状態とか感覚とか気持ちとか」と振り返った。

 最後に長谷川監督が「いろんな意見を聞きたいと思います。SNSでもなんでもいいので感想をお聞かせ願えればと思います」と語ると、しゅはまが「賛否両論の映画だと思うんで」と横やり。長谷川監督は「“賛”だけでいいです」をつぶやき、笑いを誘っていた。

 同作は8月21日より、池袋シネマ・ロサで3週間限定レイトショーで公開される。

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