祖父に緒形拳さん、父に緒形直人…3世・緒形りょうが歩む芸能生活「自分自身で生きていきたい」

父との共演は「想像ができません(笑)」と話す【写真:荒川祐史】
父との共演は「想像ができません(笑)」と話す【写真:荒川祐史】

芸能一家に生まれての苦悩は「まったくない」と笑顔

――りょうさんは3世を公表してテレビに出ましたが、抵抗はありましたか?

「家庭のことを隠して活動するよりもオープンにして、自分自身がこれから頑張っていけばいいかなと思いました。それが皆さまにも分かっていただける日がくるならば、うれしいです。自分自身の人生を生きたいですね」

――華々しいイメージのあるご家族ですが、苦労や良かった点を教えて下さい。

「この家に生まれてきての苦労というのはまったくないです。仲の良い家族なので、毎晩一緒に食事をするし、とても近い存在ですね。隠しごともしませんし、なんでも挑戦させてくれたので、そういった面でも本当にありがたいです。相談にもたくさん乗ってくれます。父からは『否定的なことを言ってくる人もいるけど、それを気にしていたらキリがない』、『自分自身で切り開いていけ』とアドバイスをもらいました」

――ご両親とも仕事の話はよくされるのでしょうか。

「父とも母ともしますね。祖父が生きていたら、そういう話もしたかったなって思います」

――仲が良いですね。

「家族といる時間がすごく好きなので、今後も家族さえいればいいかなと思っています。これからもいろんなことを共有していきたいですし、旅にも一緒に行きたいなって思います」

――お父さまと共演したいと思ったりはされますか。

「父とはないです。母とはしてみたいです」

――なぜでしょうか(笑)。

「もし、そうなったら、ありがたいことなので頑張ってやりたいですが、本当に父とは想像ができません(笑)。母との共演は想像できるんですけど……」

――今後はどういった活動をしたいですか。

「いろいろなことをもっと深く追求して、どんどん吸収して、そして、発信していけたらなって思っています。まずは役者として、作品に出たいです。そして、将来的には海外に行きたいとも思っています。どこかのタイミングでハリウッドにも挑戦してみたいです」

□緒形りょう(おがた・りょう)2000年3月9日、東京都出身。父に緒形直人、母に仙道敦子、祖父に緒形拳さん、兄は緒形敦と芸能一家。20年に芸能界デビュー。モデル・俳優として活動を開始。特技はダンスと英語。イラストやカメラ、美容など多趣味。

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