和田庵&坂口湧久、ミュージカル「キッド・ヴィクトリー」の主演に決定 浅草九劇で上演
株式会社レプロエンタテインメントは、今年12月にオフ・ブロードウェイ ミュージカル「キッド・ヴィクトリー」を、オンライン型演劇場・浅草九劇で上演することを発表した。
全役ダブルキャスト オフ・ブロードウェイ ミュージカル作品
株式会社レプロエンタテインメントは、今年12月にオフ・ブロードウェイ ミュージカル「キッド・ヴィクトリー」を、オンライン型演劇場・浅草九劇で上演することを発表した。
芸能の聖地・浅草に開業し、まもなく5年目を迎える浅草九劇。2020年6月からは、新しい時代のクリエーティブに挑戦できる環境を整えようと、作品のオンライン配信ができる設備とスタッフを常設して運営している。
貸館だけでなく、自主事業にも力を入れており、本格的なミュージカルを小劇場の距離感で楽しめる企画の第1弾として、12月15日~26日にかけて「キッド・ヴィクトリー」の上演が決まった。本作は、日本では、19年に加藤清史郎主演で上演された作品。今回は、キャストの一部をオーディションにより決定した。前回公演の演出を担当した奥山寛氏を迎え、全役ダブルキャストで、九劇ミュージカル「キッド・ヴィクトリー」として、新たによみがえる。
米国カンザス州の小さな町に、両親と暮らす高校生のルーカス。1年間行方不明となっていた彼は家に戻ってくるが、行方不明中、自身に降りかかった出来事のフラッシュバックに苦しみ、日常生活に戻れずにいた。忘れることのできない経験、心に負った深い傷。彼はどう日常を取り戻していくのか、どう生きていくのか。ルーカスと両親、彼をとりまく人々の物語だ。
主演は、俳優・和田庵と坂口湧久が務める。和田は、石井裕也監督の映画「茜色に焼かれる」で尾野真千子の息子役を繊細に演じて評価を受けており、今回が初舞台となるが、行方不明となっていた少年という難しい役どころに挑む。坂口は幼少期からミュージカルに多数出演し、前回公演はアンドリュー役で出演しており、今回は主役のルーカスに挑戦する。
他のキャストは、森田浩平、ひのあらた、木村花代、伊嬉淑、上野聖太、港幸樹、塚本直、吉沢梨絵、遠藤瑠美子、真記子、丹宗立峰、小林タカ鹿、田中なずな、井上花菜、小原汰武、岡施孜(全役ダブルキャスト)。
和田は「もともと舞台をやりたいという思いがあったので、今回『キッド・ヴィクトリー』に挑戦できること、今とてもうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを表現し、「これから稽古に入るにあたり、これまでのドラマや映画の経験や現場感覚などを信じて、ダブル主演の坂口湧久さんをはじめチームの皆さんとともに最高の作品を創りたいと思います」とコメント。
坂口は「2019年の日本初演ではアンドリュー役を演じましたが、再演でまたこの作品に携われることを本当に光栄に思います。初演で大切に創り上げてくれた清史郎(加藤清史郎)ルーカスを引き継ぎつつ、自分なりのルーカスを演じられたらと思います」と意気込みを示した。