恒松祐里&岸谷五朗、W主演イヤードラマ LGBT総合研究所が監修、ゲイの葛藤を描く
女優の恒松祐里とベテラン俳優の岸谷五朗がダブル主演を務めるイヤードラマ「パパの恋人」が6日から配信スタートした。
岸谷五朗は絶賛「とても面白味もあり少しスリリングでもありすてきな台本」
女優の恒松祐里とベテラン俳優の岸谷五朗がダブル主演を務めるイヤードラマ「パパの恋人」が6日から配信スタートした。
大事なことは、ファミリーレストランで話す。それがルールの花田家で、父ひとり・娘ひとりで仲むつまじく暮らしてきた緑郎と女子高生の双葉。ある日、ファミリーレストランで「付き合いたい人がいる」と明かした緑郎に対し、双葉は思いのほか動揺してしまう。父が紹介しようとしているのは女性でなく男性だった。母を亡くした娘と、妻を亡くした父。母の存在はなんだったのか、そして生まれてきた自分の存在の意味とは。父の“新たな恋”に娘は“存在意義”を問う。はたして父娘の絆は、この事態を乗り越えることができるのか……といったストーリー。
双葉を演じるのは、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」に出演し、Netflix「全裸監督シーズン2」でニューヒロインとして体当たりの演技で話題を呼んだ恒松。父親の緑郎役には演劇界をけん引する地球ゴージャス主宰の岸谷だ。
恒松は、「自分がよく理解していない物事は、知識が無いから怖いし、拒絶したり理解しようとしなかったりする。でも少しでも歩み寄ろうという気持ちがあれば、今まで見えなかった景色が見えてくるかもしれない。そんなことに気付かせてくれる作品だと思います。岸谷さんを始めとした素晴らしい方々と物語をつむぐことができてうれしかったです。たくさんの方に届きますように」とコメント。
岸谷も「今回共演した恒松さんは、ひとつひとつのせりふを大事に、丁寧に表現されていました。彼女の内面の繊細さが、双葉という役の心情をきっちりと捉えていて、とても素晴らしかったと思います。監督もたくさんの経験を持つ監督であったので、耳だけで聴くドラマを表現するということが、役者としてとても手助けになりました。そして脚本が非常に練れていて、耳だけで聴くドラマとして、とても面白味もあり少しスリリングでもありすてきな台本でした」と絶賛した。
同作品は、LGBT総合研究所が監修に入り、制作したオリジナル脚本。ゲイの葛藤やそこに向き合う家族の姿を恒松と岸谷は繊細に丁寧に演じている。そのほか、松田悟志やキッズ俳優の江口慶も出演する。
制作には、NHKエンタープライズのチームが入り、本格的な作品を仕上げている。イヤードラマ「パパの恋人」は6日より毎週金曜日に新エピソードが配信される。