闘莉王氏、帰国後の“過酷”ホテル隔離生活を報告 「めちゃくちゃコロナ対策厳しい」

連日熱戦が繰り広げられている東京五輪。サッカー男子の中継の解説などで久々に帰国した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が、政府指定のホテルで味わった3日間の完全隔離の“過酷さ”を悲壮にリポートしている。

田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】
田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】

1年半ぶりの帰国

 連日熱戦が繰り広げられている東京五輪。サッカー男子の中継の解説などで久々に帰国した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏が、政府指定のホテルで味わった3日間の完全隔離の“過酷さ”を悲壮にリポートしている。

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 2019年シーズンを最後に現役引退し、生まれ故郷のブラジルで実業家として活躍している闘莉王氏。今回1年半ぶりに帰国したが、待っていたのは厳格な新型コロナウイルス感染拡大防止の水際対策措置。公式YouTube「闘莉王TV」の最新回は政府指定のホテルに収容された3日間の完全隔離ドキュメントだった。

 五輪取材で来日した海外特派員のリポートでは、食事のためにホテル内の移動は許可されていたが、闘将の場合は“完全NG”。ホテルのドアノブに弁当がかけられ、室内から廊下に一歩出ることも許可されなかったという。

 日本語と英語で食事や検査の時間を館内アナウンスで伝えられたが、独特のチャイム音に反応。「出ました。ピンコンカンコンです。めちゃくちゃコロナ対策厳しいですよ。温かいものも食えないし、酒も飲んじゃいけない」と嘆き節。

 アルコール禁止、冷えた弁当のみで3日間、誰にも会わなかったという闘莉王氏。あまりの厳格さに心が折れていく様子ととともに、まさかの“訪問者”の存在など、サッカーファンのみならず、政府の水際対策の現状も分かる、興味深い最新回となっている。

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