小池都知事、感染防止策として夏季休暇活用を提言 「移動は自粛、五輪の応援を」

東京都の小池百合子知事が30日、都庁で行われた定例会見に出席。感染が拡大する新型コロナウイルス対策として、積極的な夏季休暇の活用を提言した。

都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】
都庁で行われた定例記者会見に出席した小池百合子東京都知事【写真:ENCOUNT編集部】

前日29日の都内の新規感染者は3865人と連日過去最多を更新する状況が続く

 東京都の小池百合子知事が30日、都庁で行われた定例会見に出席。感染が拡大する新型コロナウイルス対策として、積極的な夏季休暇の活用を提言した。

 都内の新規感染者数は27日が2848人、28日が3177人、29日が3865人と、連日過去最多を更新する状況が続いている。

 増える一方の感染状況について、小池氏は「デルタ株の感染力は2倍近く強い。参考にしている対流人口は1月と同程度まで減少しているが、デルタ株の感染力が強く、追いついていない状況」と説明。

 そのうえで「職場での感染者数の増加が続いている。経営者の方々には計画的な長期休暇の取得や、テレワークの徹底をお願いしたい。長期の休暇を取れるようなら積極的に取るように、事業者の方々も取りやすいような環境づくりをお願いしたい」とこれまでのテレワークに加え、長期休暇の活用を提言した。

 小池氏は「この夏の時期、ちょうど夏休み。都県境を越える移動は自粛して、ぜひご家族で五輪の応援をしてほしい」と訴えた。

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