黒木華、ダブル主演で初共演の中島裕翔を絶賛「真面目な方、ピーターパンにピッタリ」
「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔と舞台「ウェンディ&ピーターパン」(8月13日~9月5日、Bunkamura オーチャードホール)でダブル主演する女優の黒木華の取材会が30日、都内で行われた。
「愛される舞台になっている」と意気込む
「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔と舞台「ウェンディ&ピーターパン」(8月13日~9月5日、Bunkamura オーチャードホール)でダブル主演する女優の黒木華の取材会が30日、都内で行われた。
同舞台は英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーによるヒット作の日本初公演。誰もが知っている「ピーターパン」をウェンディの視点から描く。「るつぼ」(2016年)、「民衆の敵」(18年)の英国人ジョナサン・マンビィが演出し、「るつぼ」にも出演した黒木がウェンディ、中島がピーター・パンを演じる。公演2週間を前に、けいこは通して演じるころまで終わっている。
中島と初顔合わせになる黒木は「ご本人がどういう方かは分からないのですが、お芝居を通して、真面目な方だなと思っています。身体能力が高くて、殺陣やフライングも一発で覚えてしまうので、ピーターパンにピッタリ。(ピーターパンではおなじみの)タイツは履かないので、カッコいいままですよ」と笑う。
これまでの「ピーターパン」とは違って、女性の成長が描かれているのが強みだそうで、「ウェンディは壊れてしまっている家族をなんとかしなきゃと思っている。そこをどう演じるかを考えています。フライングは初挑戦で、飛びながらお芝居をするのは大変とは聞いていましたが、楽しいです」と話した。
昨年4月には、舞台「桜の園」の全公演中止も経験した黒木。新型コロナウイルスの新規感染者が再び急拡大していることには「お客さんに心配なく来てもらうのが大事なこと。そのために劇場側もやってくださるし、私たちも何回もPCR検査もやっています。コロナだからこそ、エンターテインメントの力を信じたいし、信じています。それでも、モヤモヤした暗い気持ちはぬぐえないし、『手離しで来てください』といえる状況ではないですが、『みなさんに心に残る舞台を』と思っています」と慎重な言葉選びをしながらも、力を込めた。
高校演劇から始めた黒木にとっては、舞台は特別な存在。「生で感情を出しているので、その迫力は映像にはない。私にとっては、すごくやりやすい」。舞台けいこ中は筋トレ、ストレッチは欠かさず、体づくり、健康管理に気を配っている。
「イギリスの方とのコラボレーションで、最初から最後まで楽しい舞台。子どもみたいにはしゃいだり、パワーのいる作品。若い方が多いので、和気あいあいで活気に満ちています。全部楽しいですけども、女子3人組のシーンはすごく楽しいものになっています。いろんなことが起こるので、見ている人は飽きない。愛される舞台になっていると思います」とアピールしていた。
ほかにも、平埜生成、前原滉、富田望生、山崎紘菜、玉置孝匡、石田ひかり、堤真一が出演する。