折坂悠太、新作アルバムを3年ぶりにリリースへ 全国8都市を回るホールツアーも

シンガー・ソングライターの折坂悠太が、3年ぶりとなる新作アルバム「心理」を10月6日にリリースすることが決まった。全国8都市を回るホールツアー「心理ツアー」開催も決定した。

折坂悠太
折坂悠太

サントリー角ウイスキーのテレビCMソングなどで話題

 シンガー・ソングライターの折坂悠太が、3年ぶりとなる新作アルバム「心理」を10月6日にリリースすることが決まった。全国8都市を回るホールツアー「心理ツアー」開催も決定した。

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 平成元年生まれの折坂は、前作「平成」が2018年を代表する作品としてCDショップ大賞を受賞するなど、高い評価を受けた。19年には上野樹里主演、フジテレビ系月9ドラマ「監察医 朝顔」主題歌に「朝顔」が抜てきされ、20年に同ドラマのシーズン2主題歌も“続投”。今年3月にはミニアルバム「朝顔」をリリースした。

 また、佐藤快磨監督、仲野太賀主演の映画「泣く子はいねぇが」では自身初の映画主題歌・劇伴音楽も担当するほか、今年4月には、サントリー天然水、サントリー角ウイスキーのテレビCMソングを担当するなど活躍の幅を広げている。

 新作アルバム「心理」は、19年冬から制作を始めるも、20年4月に予定されていたアルバムレコーディングは緊急事態宣言を受けて一時断念。新型コロナウイルス禍の影響により収録楽曲を見直し、もともと予定されていた楽曲も改編や再録を経て、今回ようやく完成に至った。

 今作はレコーディングからミックス、マスタリングまでをエンジニアの中村公輔が手がけ、写真は塩田正幸、ジャケットデザインは鈴木聖が担当した。収録内容は全曲完全新録となり、詳細は後日発表となる。

 折坂悠太の全文コメントは以下の通り。

「3rd Album『心理』発売のごあいさつ

 何かに例えることができない。このアルバムは、簡単な物語に消化されることを拒んでいます。それでも私は表現者なので、表現できなければ終わりです。悩んだ末、『心理』と名をつけました。

 どうすることもできない『心』を認めながら、もう一方では、それを道筋立て、自分の選択に『道理』を見いださなくてはなりませんでした。最近の私は、常にこの2つのプロセスのはざまにいて、そこにいつも音楽がありました。

 表現には、同じものを見て、感動を共有することの他にも、役割があると思います。いま私がするべきことは、ここに(そこに)ある心を見つめ、問いかけつづけることだと考えます。

 新しい画を見せたい。新しい画を見せてください。あなたと私が違う場所で、共有されない物語を作るとき、このアルバムが伴走者となることを望みます。

 折坂悠太」

次のページへ (2/2) 【写真】3年ぶりとなる新作アルバム「心理」のジャケット写真
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