【ズバリ!近況】79歳“東洋の魔女”は息子3人、孫8人 夫の介護しながら大阪・枚方の自宅で五輪観戦
40歳で始めた事業で成功し6000万円で戸建てを購入
40歳から化粧品や下着販売のお仕事を始め、43歳で法人化しました。友達に勧められて断り切れなかったのが始めたきっかけで、主人に内緒で始めたのに、最初の1週間で140万円を売り上げたんです。それまでバレーと主婦しかしてなかったのに、皆さんに応援していただいたおかげ。その後は主人や事務員さん、税理士さんにも助けられ、ずっと順調でした。楽しかったですね。
ものすごい、がんばりましたよ。「隣家を買うこと」を目標にしたら、7年で6000万円で買えて会社の事務所にしました。その後は「家を3階建てに建て替えて、屋上でバーベキューすること」を目標にしたら、これも60歳のときに実現しました。大松先生が東京五輪の金メダルを目標に掲げて私らを導いてくれたことで、「目標をしっかり設定すること、その目標に対してどれだけ努力するか、そして絶えず頭の中で目標を意識すること」の大切さを教えていただきました。
でも、会社は喜寿を迎えた2年前に、スパッとやめて、その後は主人とあちこち旅行を楽しんでいました。そうしたら、主人ががんになって……。主人の介護に100%注力するように、って神様が言っているんやな、と納得しています。
東京五輪のときの金メダルは客間の飾り棚の一番下に、箱に入れてしまってあります。今も輝きを失っていませんよ。バレーは引退後、女優・淡島千景さん(故人)のクラブチーム「フジクラブ」で2、3年。出産後はママさんバレーのチームを作ってやっていましたが、お仕事が忙しくなり身をひきました。でも、65歳過ぎでソフトバレーに誘われて始め、「ねんりんピック(60歳以上の高齢者中心のスポーツなどの祭典)」で全国優勝するほどでしたが、70歳過ぎで白内障で手術をして、ボールが見えづらくなったのでやめました。大病をしたことはないんですけどね。