塩野瑛久が明かす“来世ちゃん2”撮影秘話「『この世界って独特だな』って思います」
「前作で演じたキャラクターの内面が見える脚本を書いていただけた」
――Aくんを演じる上で意識されていたことを教えてください。
「普段のAくんは、飾らずナチュラルに見えることを意識して“ドS感”をにおわせることもせず、普段の僕に近い感じで挑ませていただきました。興奮するシーンでは、少しギャグっぽくはしましたが、ギャグに寄り過ぎない絶妙なあんばいで演じていました」
――シーズン1と今回のシーズン2、演じる上で何か変化されたことは?
「シーズン1ではAくんの過去や背景については想像のもと、手探りで演じていた部分がありました。今回は、Aくんの過去や背景が分かったからこそ、桃ちゃんと過ごす時間の大切さを知ることができたので、その部分は意識しました。前作で演じたキャラクターの内面が見える脚本を書いていただけたのは、いち役者としてすごくうれしいことです」
――あらためてAくんを演じてみて、新たな魅力など発見できましたか?
「あらためて、Aくんというキャラクターを知ることができました。スタジオデルタメンバー以外でもきちんと裏ではストーリーがあり、より大好きになりましたね。『来世ではちゃんとします』という作品に奥深くまで参加できたという気持ちがより一層強くなりました」
――シーズン2のAくんが登場するジャングルジムでのシーンは衝撃的でした。
「電気を付けたらジャングルジムがドンって登場するシーンですよね。Aくんがジャングルジムを触って、桃ちゃんに『今日はこれで遊ぶぞ』という」
――そうです! Aくんに子供ができたのかと……。
「確かに(笑)。そのシーンでは、ジャングルジムを試しに、すごいいやらしく触ってみたんです。なぞってみたりして。そしたら、三木康一郎監督がそのカットを抜いてくださって、うれしかったです」
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「『この世界って独特だな』って思います」