元水泳女子日本代表・伊藤華英「五輪で生理になった話」 プロジェクト第1回配信開始
一般社団法人「スポーツを止めるな」では、「1252プロジェクト」の一環として「Talk up1252」と題し、毎回さまざまなトップアスリートをゲストに呼び、生理とスポーツに関する対話を展開。記念すべき第1回では、1252プロジェクトのリーダーを務める元水泳選手の伊藤華英による「オリンピックで生理になった話」を届ける。
「1252プロジェクト」の一環「Talk up1252」で生理とスポーツに関する対話を展開
一般社団法人「スポーツを止めるな」では、「1252プロジェクト」の一環として「Talk up1252」と題し、毎回さまざまなトップアスリートをゲストに呼び、生理とスポーツに関する対話を展開。記念すべき第1回では、1252プロジェクトのリーダーを務める元水泳選手の伊藤華英による「オリンピックで生理になった話」を届ける。
「1252プロジェクト」では、女子学生アスリートが抱える「生理×スポーツ」の課題に対し、トップアスリートの経験や医療・教育分野の専門的・科学的根拠を持って向き合い、教育・情報発信を行う教育プログラムを推進している。
プロジェクトと連携を進めている東京大学医学部附属病院女性診療科・産科助教、女性アスリート外来医師である能瀬さやかさんと1252プロジェクトリーダーの伊藤が対談し、その動画を公開した。
「Talk up1252」では、女性トップアスリートによる自身の体験談を通じて、次世代アスリートの悩み解決の一助となることを目指す。その対話は「スポーツを止めるな」の公式YouTubeチャンネルでの配信を中心に、さまざまな形で届けていく。
「Talk up1252」の配信は全10回シリーズの展開が予定されている。
【1252プロジェクトリーダー伊藤華英のコメント】
「競泳日本代表として競技に取り組んでいた10代の頃、私にとって生理は『毎月来る当たり前の存在』でしかありませんでした。競技やメンタルに与える影響について考えたこともなければ、PMSやPMDDという言葉はもちろん、ピルの存在、副作用、安全性、海外の選手たちが上手にコントロールしていることも知らなかった。まさかオリンピックの舞台で後悔することになるなど思いもしませんでした。今になって考えると、生理について学んだり、相談する場所が身近になかったからだと感じています。だからこそ、女子学生アスリートの皆さんには、生理についてもっと知ってほしい。指導者や男性アスリートにも、正しい知識を身につけてほしい。1252プロジェクトは、さまざまな専門家や指導者、教育現場、アスリートに関わるすべての人がつながり、情報を共有し、信頼関係を築いていける場所を提供していきます」