石田ゆり子、「よっしゃー!」ポーズでファン魅了 「かわい過ぎる」と話題の都知事役

俳優の鈴木亮平が主演するTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(毎週日曜、午後9時)の視聴率が好調だ。第1話(4日放送)は14.1%、第2話(11日)は14.3%、第3話(18日)は14.4%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と右肩上がりで、前クールに放送された「ドラゴン桜」の勢いを受け継いでいる。

石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】
石田ゆり子【写真:ENCOUNT編集部】

TBS系「TOKYO MER」主演は鈴木亮平 第3話の世帯平均視聴率は14.4%と番組最高

 俳優の鈴木亮平が主演するTBS系日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(毎週日曜、午後9時)の視聴率が好調だ。第1話(4日放送)は14.1%、第2話(11日)は14.3%、第3話(18日)は14.4%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)と右肩上がりで、前クールに放送された「ドラゴン桜」の勢いを受け継いでいる。

「TOKYO MER」は脚本家で小説家・黒岩勉氏のオリジナル脚本による医療ドラマ。東京都知事の肝いりで試験運用が始まった救急救命の選抜チーム「TOKYO MER」の活躍と奮闘をダイナミックに描く。「MER」とは「モバイル・エマージェンシー・ルーム」の略。鈴木演じるスゴ腕チーフドクター・喜多見幸太らが最新の医療機器やオペ室を搭載した医療専用の大型特殊車両「ERカー」で事故や災害の現場に急行し負傷者の救命処置にあたる。「待っているだけじゃ救えない命がある」がチームを支える信念だ。緊迫感あふれるシーンの連続に、手に汗握る視聴者は多いだろう。

 そんな熱いヒューマンドラマの登場人物の中で注目を集めているのが、東京都知事・赤塚梓役の女優・石田ゆり子だ。“梓(あずさ)スマイル”で有権者を魅了している、という設定が興味深い。第1話では工場でガス爆発が発生し軽傷者25人、重傷者21人を出す大惨事となったが、喜多見チーフの勇敢な行動で死者数は奇跡的にゼロ。「MER」の運用にあたって「死者ゼロ」を公約としている赤塚知事はほっと一安心。危機管理対策室の駒場室長に「お疲れ様」と声をかけて廊下に出た赤塚知事は、こみあげるうれしさに思わず「よーしっ!」とシャウトするのだった。

 第2話ではお祭り会場で燃料タンク爆発による大事故が発生。危機管理対策室の知事席にふんぞり返る厚労省の久我山医政局長(鶴見辰吾)が研修医の投入に反対するが、そこにやって来た赤塚知事は「駒場さん、現場の判断を信じましょう。私が許可します」と研修医投入を指示した。軽傷者25人、重傷者3人を出したが、チームの活躍で死者はゼロ。駒場室長に「お疲れ様」と声をかけて廊下に出た赤塚知事は小躍りしながら「よっしゃー!」とあふれる感情を全身で表現。せりふも「よーしっ!」から「よっしゃー!」に変わるなど第1話以上のハイテンションだった。

 とびきりの笑顔で感情の爆発を演じた石田についてネットでは「かわい過ぎる」「たまらん」「歓喜の舞い」「廊下シーンを見ないと日曜が終わらない」などの声が上がっている。第3話では、MER看護師の蔵前(菜々緒)が拳銃を持った立てこもり犯の人質になってしまうという危機一髪の状況が発生するが、結果的には軽傷者12人、重傷者3人、死者は今回もゼロ。例のごとく駒場室長に「お疲れ様」と声をかけて廊下に出た赤塚知事は「今回はやばかった…」と壁によろめいてしまい、「よっしゃー!」はお預けとなった。ともあれ、大惨事の発生→「TOKYO MER」の出動→死者ゼロ→「お疲れ様」→「よっしゃー!」の流れがお約束になるのは明らかで、クセになりそうだ。

 「“死者ゼロ”から“よっしゃー!”までのお約束が視聴者の快感を呼ぶため、しばらくは続きそうですが、ドラマの性質上、何話かでこのパターンが崩れ、赤塚知事や喜多見チーフが絶体絶命のピンチに陥る場面が予想されます。ヒーローが危機を迎える、というのもドラマの黄金パターンだからです。ただ、それもドラマに変化を付け劇的に盛り上げるための仕掛け。おそらく最終回は全話通して最高の“よっしゃー!”が聞けるはずです」(シナリオに詳しいドラマ研究者)

 ドラマでは組織同士の衝突も描かれており、「TOKYO MER」が現場に駆けつけると消防、警察などが立ち入りを制制したり追い出そうとする。また厚生労働大臣(渡辺真起子)や同省医政局長は「TOKYO MER」を解体に追い込もうと露骨に圧力をかけてくる。警察上層部も語るのは責任問題ばかり。だが、石田演じる赤塚知事はその都度、「私が責任を取ります」とキッパリ。昨今のリアル政界とは真逆の、責任逃れをしない姿勢が視聴者の好感を得ているようだ。

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