池上彰氏、熱海市の土石流災害現場を緊急取材「大雨が降れば何が起こるか分からない」
ジャーナリストの池上彰氏が静岡朝日テレビ「池上彰の発掘!静岡のチカラPart12」(21日午後6時57分放送)に出演し、大規模な土石流災害が発生した静岡・熱海市の現場を緊急取材した様子が放送されることが19日、分かった。同局が発表し「視聴者とともに、なぜ被害が大きくなったのかを考える」とした。
7月21日放送 静岡朝日テレビ「池上彰の発掘!静岡のチカラPart12」
ジャーナリストの池上彰氏が静岡朝日テレビ「池上彰の発掘!静岡のチカラPart12」(21日午後6時57分放送)に出演し、大規模な土石流災害が発生した静岡・熱海市の現場を緊急取材した様子が放送されることが19日、分かった。同局が発表し「視聴者とともに、なぜ被害が大きくなったのかを考える」とした。
池上氏は熱海を取材し「熱海は急傾斜地ですよね。でも、地元では、多くの方が『ここは地盤がしっかりしているから大丈夫』と思っていらっしゃったんです。今後は、大雨が降れば何が起こるか分からないという警戒心、危機感を持っていただかないといけないのかなと思いましたね」とコメントした。
開発と災害、開発と自然を問う番組。「『防災先進県』と言われていた静岡県でも、意外に土石流への対策ができていなかったのかな、ということを感じました。そういう意味でいうと、『自然を守る』という点で、リニアが通ることは、自然破壊につながらないのか。あるいは沿線には、リニアができることを期待している人たちがいる一方で、自然が破壊されることを心配している人たちがいる。とても難しい問題ですが、この番組を皆さんに考えてもらう一つのきっかけにしてもらえればと思います」と紹介した。
番組では県知事選後のリニア問題の行方についても考えるという。
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【写真】スタジオで災害について語る池上彰氏のカット