バンタン×ユニクロ、性別、国籍、年齢の固定観念壊す「新・ボーダレスファッション」展示
スクール事業を展開している株式会社バンタンは19日、都内のユニクロ銀座店で、性別、国籍、年齢のステレオタイプを壊し、新しいファッションの価値を示す「新・ボーダレスファッション」展示の発表会を行った。
バンタンの生徒がユニクロのアイテムで新・ボーダレスファッションをコーディネート
スクール事業を展開している株式会社バンタンは19日、都内のユニクロ銀座店で、性別、国籍、年齢のステレオタイプを壊し、新しいファッションの価値を示す「新・ボーダレスファッション」展示の発表会を行った。
同展示は、ユニクロなどの複数ブランドを展開する株式会社ファーストリテイリングが取り組む「UNSTEREOTYPE School」プロジェクトの一環として実施。バンタンデザイン研究所の生徒とファーストリテイリングは、2021年2月から議論と研究を重ねてきた。展示ではファッションにおける新しい価値を提案。“男性、女性、若い人の服はこうでなければならない”といったステレオタイプを壊すようなファッションが並ぶ。
パネル展示では、幅広い年齢層、職業の24人のモデルを起用。「Gradation(グラデーション)」を展示タイトルとし、性別や年齢、国籍を軽やかに乗り越えるようなイメージでコーディネートされている。アイテムにはユニクロで販売中の商品を使用し自由にミックスさせている。
「UNSTEREOTYPE School」はダイバーシティー推進を目的とした次世代教育プロジェクト。第1回目は昨年夏に大妻女子大とコラボレーションを行い、今回は第2回目のプロジェクトとなる。株式会社ファーストリテイリング・サステナビリティ部の澤田祐宜氏は「私たちはもともと、女性支援活動をしていたが、そこで固定観念の弊害があるという認識を持った。固定観念を打破するような取り組みを次世代と一緒にできればと思っていた」と振り返り、「固定観念や新たな価値観に対しての気づきを得て、よりお客さんの期待に応えられるように、製品作りにつなげていきたい」とアピールした。
また、株式会社ユニクロでグローバルインストアマーチャンダイジング部ディレクターを務めるサバティーノ・ジェイソン氏は「アドバイザーの立場から関わる中で、バンタンの生徒がファッション領域における過去から現在に至る固定観念に真摯(しんし)に挑戦する姿勢に感銘を受けた。われわれユニクロが、生徒と協力して、ファッションの歴史に新たな1ページを加えることができることをとてもうれしく思う」と話している。
展示は8月31日まで。