「誰もが歌える！」J-POPにのせてゲストと懐かしい話を繰り広げる音楽番組「歌える！J-POP黄金のベストアルバム30M」（BSプレミアム）。番組ナビゲーターを務めるのは、NHKアナウンサーの廣瀬智美さん。ロンドン・ソチオリンピック開会式の中継やFIFAワールドカップの進行などスポーツキャスターとして広く知られているが、実は大のJ-POP好きで、家では2児の母として親子でチェッカーズを歌うという一面も。番組収録を終えて大好きな歌について聞いてみた。（取材・文＝福嶋剛）

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――廣瀬さんとJ-POPの出会いは？

「私は大分で育って、中学生の頃から1番の楽しみといえばカラオケだったんです。期末試験が終わったら学校の友だちみんなで思い切り歌いましたね。だから『歌えるJ-POP』というタイトルを聞いて、まさに“私の青春時代だ！”って思いました（笑）」

――どんな歌が好きでしたか？

「大黒摩季さんや安室（奈美恵）ちゃん、SPEEDやZARD、Mr.Children……。中学校の林間学校でTRFの『survival dAnce』に合わせて踊りました（笑）。それからGLAYの大ファンになって。このころ聞いて歌った歌は、今も歌詞を見ないで歌えます！」

――廣瀬さんは3月に放送され、SNSでもトレンド入りした「激レア！　藤井フミヤ」（NHK BSプレミアム）の司会も担当されて、収録の合間でもフミヤさんに鋭い質問をどんどんとぶつけていました。今までスポーツキャスターのイメージだったのですが、それを見てガラッと印象が変わりました。

「そう言っていただけるとうれしいです。私の父親が、加山雄三さんやチェッカーズが大好きで、よく一緒に聞いていました。きっとそんな父の影響もあってか小さい頃からチェッカーズは自然と体の中に入っているんです。今5歳と3歳の息子がいて、家でずっと流しているから『ギザギザハートの子守唄』を完璧に歌えるようになっちゃいました（笑）」

――まさに上の世代と下の世代をつなぐ橋渡し役ですよね。

「社会人になって先輩方とお仕事でのお付き合いも多くなり上の世代の人たちとお話をしたり、心を近づけたりするうえでも、当時の歌を知っておくことは大事でしたし、大好きな“歌”を通して交流ができたのは、とても良い経験になりましたね」

――そんな「歌える！J-POP黄金のベストアルバム30M」改めて番組の魅力を教えてください。

「いつの時代も歌を聞くことで、あの頃を思い出すことができるし、心に響く歌というのは時代に左右されず、小さな子どもたちだって誰でも口ずさめる普遍的なものだと思います。親子やさまざまな世代をつないでくれる歌をテレビの前で一緒に歌っていただきたいですね。ゲストとのトークも歌がタイムマシンになって、あの頃に一緒に連れて行ってもらえるような、そんなお話がたくさん聞けるのも番組ならではです」

――毎回エンディングで廣瀬さんのイメージが壊れてしまいそうなユニークなアカペラ歌唱がお約束になっています。ぜひこれからも続けてくださいね（笑）。

「あはは（笑）。本当にすみません！　その言葉を励みに頑張ります」

　放送3回目はゲストにIKKOを迎えて、18日午後10時50分より放送。

□廣瀬智美（ひろせ・ともみ）大分県出身。2004年、NHKに入局。「サンデースポーツ」のメインキャスターをはじめ、スポーツキャスターとして活躍。現在は「おはよう日本」（土曜、日曜、祝日）のスポーツコーナー、「きょうの料理」を担当。

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BSプレミアム「歌える!J-POP黄金のベストアルバム30M」
＃3　テーマ「泣ける」
放送予定：7月18日（日）午後10時50分～11時19分
トークゲスト：IKKO
ナビゲーター：DJ KOO　廣瀬智美アナウンサー

＃4　7月25日（日）放送予定
トークゲスト：浜口京子

＃5　8月15日（日）放送予定
トークゲスト：島崎和歌子

番組HP：https://www.nhk.jp/p/ts/1YWKJ35G6P/