俳優のオダギリジョーが、NHKの2021年度後期連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まった。朝ドラ初出演となる。NHKが15日に発表した。

　朝ドラ第105作「カムカムエヴリバディ」は、ラジオ英語講座とともに歩んだ3人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。初代ヒロイン・安子（上白石萌音）の娘として生まれた2代目ヒロイン・るい（深津絵里）の物語は、昭和37年の大阪から始まりまる。“自分らしく自由に生きていきたい“と願い、岡山を飛び出し、舞台は大阪の街へ、そこでるいはジャズに出会い、個性あふれる面々との出会いの中で新しい物語がスタートする。

　今回、この深津演じる2代目ヒロイン・るいをとりまく大阪編の出演者が発表となった。

　オダギリは大月錠一郎／通称ジョーを演じる。るいが働くクリーニング店に客として訪れる、謎の男だ。

　ほかに、ジャズ喫茶に通う女子大生／通称ベリー役の市川実日子、ミュージシャン／通称トミー役で、連続テレビ小説初出演となる早乙女太一、「竹村クリーニング店」店主／竹村平助役の村田雄浩、平助の妻／竹村和子役の濱田マリ、ジャズ喫茶の支配人兼バーテンダー／木暮洋輔役の近藤芳正、映画館館主／西山太役で朝ドラ初出演となる笑福亭笑瓶の出演が決まった。

　オダギリのコメント全文は以下の通り。

「『脚本家の先生が、ぜひオダギリさんに演じてもらいたいと言っています』

　生意気ながら、僕もたまに脚本を書いたりしますが、希望する俳優の方に引き受けてもらえると、この上なくうれしいですし、逆に断られたりすると、絶望のふちに立たされる気分になります（苦笑）。

　役者冥利（みょうり）に尽きる言葉をいただいたからには、期待以上のお返しができるよう、全力を尽くすつもりです」