【気になる人】デビュー45年「ある家族」で映画初主演の川崎麻世が初めて明かす生い立ちと20年来の病
病と闘い克服していく姿を見てほしい
機能性発声障害の治療を始めてから、まだ4か月なので、治療の効果は限定的。症状にはまだ波があります。でも、この病気を克服してやるぞ、という気持ちです。診断名をつけていただいたのと同じ頃に、演歌歌手の方がけいれん性発声障害を公表され、僕もそれに背中を押され公表したのですが、「自分も同じ病気だ」という声がたくさん寄せられ、僕だけじゃなかったんだ、と思えて力をもらえました。病気を隠さず、格好つけないこの僕の生き様も見てほしい、と思っています。
今、新型コロナウイルス感染症による自粛で、以前より時間的な余裕があります。感染対策をきちんと守った上で高校時代の友だちと飲んだり、家でバーベキューや料理をしたり、愛車に乗ってボンネットリフレクションを楽しんだりしてリラックスし、ストレスへの耐性をつけたい。治療も続けて病を必ず克服し、同じ病に苦しむ人の励みになれたらいいなと思っています。
□川崎麻世(かわさき・まよ)1963年3月1日、京都市生まれ。東京工芸大学短期大学部画像技術科卒。1歳半の頃に両親が離婚し、母親とともに大阪府枚方市へ。75年、人気バラエティー番組「プリン&キャッシーのテレビ!テレビ」(よみうりテレビ)のものまねコンテストでグランドチャンピオンになり、スカウトされ76年、CMでデビュー。77年、「ラブ・ショック」(CBSソニー)で歌手デビューしアイドルとして人気を博した。その後は俳優として活動しながら、タレントとしてバラエティーでも活躍。20年1月に主演、演出、音楽、プロデュースを手がけた同名舞台をもとにした初主演映画「ある家族」が、2021年7月30日公開予定。
※川崎麻世の「崎」の正式表記はたつさき
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