【ズバリ!近況】体操金・森末慎二は五輪自国開催の利点に期待 宮古島と東京の優雅な2拠点暮らしも語る
3年前に夫人への言い訳に車海老天丼の店を開店!?
寂しくもありません。宮古島に友達がいますから。でも、遊んでばかりではありません。3年前、「道の駅」ならぬ「島の駅」の向かいに車海老天丼の店「みゃ~く商店」を、友人ら数人と資金を出し合って始めました。宮古島は車海老の養殖が盛んなのに、ほとんど東京や大阪へ持って行かれ、地元には食べられる店がなくもったいないと思ったんです。店は全14席で、一時は3人の従業員を雇い1日90杯出していました。観光客相手の店だから、今はコロナの影響で閑古鳥が鳴き、状況次第で開けたり閉めたり。去年6月にいったん閉店し、10月に再オープンしたのですが厳しいですね。僕も店に出て、天ぷらをあげたりしています。
宮古島には、30歳の息子は「何もすることがない」とあまり遊びに来てくれません。まだ独身。結婚しそうにないなあ(笑)。息子は体操はやらず、空手やゴルフをやっていました。今はスポーツはやめ、IT企業に勤務しています。カミさんは年数回ぐらい来てくれますが、日本体育大学体操部のコーチをしているので忙しいんですよ。僕もそろそろ老後を考えますが、東京より宮古島だとうれしい。カミさん次第かな。「みゃ~く商店」を始めたのも「また宮古島に遊びに行くの?」と言うカミさんへの言い訳もありますね(笑)。
□森末慎二(もりすえ・しんじ)1957年5月22日、岡山市生まれ。地元の関西高校進学後に本格的に体操を始め、日体大を経て紀陽銀行体操部へ。84年、ロサンゼルス五輪に出場し鉄棒で金、跳馬で銀、団体で銅メダルを獲得した。翌年、引退し芸能界入り。「FNNスーパータイム」(フジテレビ系)スポーツキャスターのほか、バラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」「夢がMORIMORI」(フジテレビ系)、「雷波少年」(日本テレビ系)などで活躍した。水回りの工事を行う「クラシアン」社のCMでも知られる。