「総選挙」「大組閣」…AKB48で受けた衝撃の数々 全てを受け入れた梅田彩佳の“思考”
落ち込んで終わらせない、総選挙での圏外を経験したことを「バネにしないと」
――総選挙での経験はかなり大きかったんですね。
「そうですね。でもその後の総選挙で、その子よりも上の順位に行けたときは『やった!』と思いました(笑)。その子の名前は1度も言ったことがないし、これからも口にはしません。本人は、私のことをライバルだとは思っていなかったと思うけど、私の中で最初にそう認識していた分、あの出来事は衝撃的でした。でも、あれがあってよかったなと思います。落ち込んだことをバネにしないと、ただのムダになってしまうじゃないですか。それで終わらせないためには、どうやって考え方を変えるべきかを考えています」
――AKBでの経験を経て、今の梅田さんがあるのですね。
「本当に感謝しています。秋元さんの手のひらで転がされていましたけど(笑)。AKBのメンバーもそれぞれ大変なこともあるけど、卒業してからも頑張っているメンバー、他の仕事で頑張っているメンバーも、あの中で揉まれて、強くなっている子もいっぱいいる。10年間在籍していたし、懐かしいですね」
――今の梅田さんを楽しめる「梅棒 12th WONDER『おどんろ』」が今から楽しみです! 7月30日に初日を迎えますが、意気込みを教えてください。
「怖いが80%、楽しみが20%です。私、本当になんでも遅咲きなんです。最初は理解できなくて、テンパっちゃう。ダンスのカウントを数えて、ダンスを覚えて、ここでこの感情になって……なんて、一気にできないんです。なので、梅棒の皆さんはみんな器用ですごいなって(自分と比べて)マイナス思考になることもあります。でも、最終的には気持ちが勝つとも思っていて。梅棒さんは気持ちが強いダンサーさんたちが集まっているし、皆さんの背中を目指しながら、初日まで頑張ります!」
□梅田彩佳(うめだ・あやか)1989年1月3日、福岡県生まれ。2006年、第2期AKB48追加メンバーオーディションに合格。その後、総選挙16位となり選抜メンバーへ。チームBキャプテンへとなる。NMB48での活動を経て、10年間在籍したAKBグループを16年に卒業。14年に出演したブロードウェイミュージカルや、宮本亜門演出「ウィズ」への出演をきっかけに、ミュージカルに目覚め現在、本格的にミュージカル女優としての確立を目指している。