元NHK大越健介氏の魅力 謙虚な姿勢「何も分かっていない自分を分かること」
元NHKの大越健介氏が10月からテレビ朝日系「報道ステーション」のメインキャスターに就任することを9日、テレビ朝日が発表した。大越氏の魅力が詰まった番組になることを期待しながら大越氏の横顔を紹介したい。
10月からテレビ朝日系「報道ステーション」でメインキャスター
元NHKの大越健介氏が10月からテレビ朝日系「報道ステーション」のメインキャスターに就任することを9日、テレビ朝日が発表した。大越氏の魅力が詰まった番組になることを期待しながら大越氏の横顔を紹介したい。
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大越氏は1961年8月に新潟県で生まれ、新潟高校を卒業後、東京大学に進学。東大では野球部に所属し、投手として六大学野球で活躍した。1985年にNHKに入局後は、岡山放送局勤務などをへて、政治部記者として活躍し、「ニュースウオッチ9」のほかにワシントン支局長や「サンデースポーツ2020」「NHKスペシャル」のキャスターなども経験。国際経験もあり、本来の活躍の場の政治からスポーツまで幅広い分野の知識と取材経験を持つ。
大越氏の政治部記者時代を良く知る放送関係者は「政治部記者の時代、竹下派担当記者として実力者と言われる大物政治家への食い込みはすごかった。大越さんのような力のある記者はそうはいない。いわば大物政治記者」と尊敬している様子をうかがわせた。また、数年前、番組出演がある日でも、何か起こったら、可能な限り、朝、飛び起きて放送前に自ら現場に足を運んで取材すると話し、記者魂を見せていた。
優しく、穏やかで親しみやすい性格。柔和な笑顔も視聴者に好印象。難しいニュースを分かりやすく、かつ身近に感じさせる力は大越氏の才能だ。数年前のことだが、心掛けていることを「何も分かっていない自分を分かること」と話していた。謙虚な姿勢も魅力だ。