「プロスピ2021」先行レビュー 4人でのマルチプレイ実装、新モードも多数搭載
細かな部分にも“こだわり”を感じる仕上がり
ここからは実際にプレイしての所感に移りたい。前提として筆者が主に体験したのは3人でのマルチプレイモードで、全員が同じチームでオールセントラル、CPUがオールパシフィックというカード。まずは守備位置ごとに誰が操作するかを振り分け、試合開始となった。
守備時に筆者は投手と捕手を担当。前作以来久しぶりの「プロスピ」だったものの、コースをじっくり狙える操作方法のおかげで、厳しいコースを攻める投球をすぐに実現できるようになった。また、R・マルティネス(中日)を操作した際の、マウンド上から剛速球を投げ込む爽快感も強く印象に残っている。
攻撃では打撃操作の快適性が大きく向上していた。打撃アシスト機能が強めに設定されており、操作モード「ノーマル」でもミートカーソルがボールに向かっていく感触をハッキリと感じられた。もちろん設定で切り替えも可能となっており、実力差がある友人同士で対戦する際にも役立つ機能ではないだろうか。
そして、実際にプレイすると細かな部分でも制作陣の“こだわり”をひしひしと感じることができた。巨人・丸佳浩の「まる」ポーズのようなおなじみのホームランパフォーマンスから、ヤクルト・青木宣親のフォロースルーといったマニアックなものまで、選手の特徴を捉えた仕上がりには、各球団のファンもきっと満足できることだろう。
さまざまな新要素を加え、満を持して登場する「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム」。山口プロデューサーは「今までの『プロスピ』はハイエンドなゲームというイメージも強かったかもしれませんが、遊びの部分も充実しているということを、われわれとしてもあらためて伝えたかった」と語っており、コアなシリーズファンはもちろん、幅広い層が長く楽しめる作品になりそうだ。
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