「プロスピ2021」先行レビュー 4人でのマルチプレイ実装、新モードも多数搭載
「プロ野球スピリッツ」シリーズの最新作「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム」(Nintendo Switch)が8日に発売される。家庭用ゲーム機では2年ぶりとなるファン待望の新作の先行プレイレポートを、山口剛プロデューサーへのインタビューも交えてお届けする。
「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム」が8日に発売
「プロ野球スピリッツ」シリーズの最新作「eBASEBALLプロ野球スピリッツ2021 グランドスラム」(Nintendo Switch)が8日に発売される。家庭用ゲーム機では2年ぶりとなるファン待望の新作の先行プレイレポートを、山口剛プロデューサーへのインタビューも交えてお届けする。
本作は2021年度の最新選手データを搭載しており、今シーズン開幕時点で支配下登録されている全選手を収録。もちろん、新ユニフォームや試合日程も再現されている。
その中で注目すべきは、タイトルの「グランドスラム」の由来にもなった4つの新要素だ。山口プロデューサーは「野球の満塁ホームランやテニスの4大大会でも使われている通り、グランドスラムには『4』というキーワードがありますが、今回のプロスピにも4つの新要素を盛り込んでいます。それにちなんで『グランドスラム』というタイトル名を付けました」と明かす。
まずはSwitchでの発売を見据えて実装されたマルチプレイ。シリーズ初の4人同時プレイが可能となっており、全員が同じチームで共闘することも、両チームに振り分けて対戦することもできる。気軽にコントローラーを4つ使用してプレイできるSwitchだからこその新要素で、さまざまなモードで活用できる仕様となっている。
そして、残りの3つはいずれも新モード。「グランプリ」は、選手を集めて自分だけのチームを作り上げることがコンセプト。試合中は監督として選手に指示を送り、手に入れた経験値で選手をレベルアップさせたり、「采配ポイント」で監督自身を強化することで、大会を勝ち抜いていくことを目指す。
続いての新モードは「チャンピオンシップ」。こちらはオンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムアクション対戦をするモードだ。開催されるさまざまな公式大会に参加すれば、報酬の称号も手に入れることができる。
そして最後に、21年発売ならば外せないのが「東京2020オリンピック」だろう。プロ野球12球団に支配下登録されている日本人選手から好きなメンバーを選抜し、優勝を目指す戦いに挑戦することができる。お気に入りのチーム中心に編成し直すことも、ルーキーだけで世界に挑むのも、ベテランのみで渋く戦うのもすべて自由。例えば同学年縛りなど、特定の条件下で戦ってみるのも面白いだろう。
また、「東京2020」モードでは「福島県営あづま球場」と「横浜スタジアム」が専用に装飾された状態で登場。選手たちだけでなく、舞台も完全に整えられ、祭典の雰囲気を存分に味わうことができる。
もちろん、既存のモードもさらに充実。定番の「ペナントレース」ではファン待望の国際大会が搭載され、歴代チーム記録も追加された。「スタープレイヤー」では投手と野手の“二刀流”もプレイ可能となり、プライベートでの彼女候補には貴島明日香、似鳥沙也加、ゆきりぬの3人が登場。その他にも「甲子園スピリッツ」、「プロ野球速報プレイ」など、いつまでも遊べるような盛りだくさんの内容となっている。